『ブロの道』『氷』『23000』を並べると実に壮観。これがやりたかった。ウラジーミル・ソローキン作品ではSF色が濃くて、エンターテイメント性に比重を置いた作風だ。それでいて3作品とも軸となる文体が異なり、視点転換に群像劇と得意の実験的手法が存分に散りばめられている出色の作品群。

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