河出書房新社刊、ウンベルト・エーコ/中山エツコ=訳『ヌメロ・ゼロ』の話。筋だけなら情報操作に明け暮れるジャーナリストの騒動。ところが概観すると虚実入り混じる構造が浮きあがり、作中でも語られる「ニュースのリサイクル」にメタ的な響きを感じて身震いした。小説、なのか。非常に奇妙な小説。

お読みいただき、ありがとうございます。 今後も小説を始め、さまざまな読みものを公開します。もしもお気に召したらサポートしてくださると大変助かります。サポートとはいわゆる投げ銭で、アカウントをお持ちでなくてもできます。