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《おすすめ1冊目》わたしたちが27歳だったころ

悩んで、迷って、「わたし」になった。

このフレーズに惹かれて手に取った1冊。

もともと、女性の生き方や働き方にクローズアップした「セブンルール」という番組が好きだった私。
どんな風に今の輝かしい立ち位置に立っているのか、本当はその裏側でどんな苦労や努力があったのか。若い頃から現在に至るまでどんなメンタルの変化があったのか。
女性の生き方にすごく興味がある私にとって思わず手を伸ばしてしまう1冊でした。


自分に照らし合わせて共感したり、奮い立たされたり、感動したり。
そんな風に心を大きく揺さぶられる感覚を味わいたくて。
著名な方々の27歳だったころ。
何があったのか覗いてみたくなったんです。



1.その時の自分が選んだものが正しい答え

これは女優の菅野美穂さんの言葉です。
女優としてお仕事をしながら、世間的には遅めと捉えられる37歳の時に出産するということを決断された。
女性って「出産」というタイムリミットがあるから子供を産みたいと願う人にとっては20代後半〜30代前半あたりって特に選択の判断が難しくなるなと個人的には思っていて。
私自身、ものすごく結婚はしたかったタイプの人間なのですが、正直、子供を産む産まないに関してはすごい悩んだりもしました。
元々、卵巣嚢腫という病気を患っていたのもあり、何処か諦めて開き直っていた部分もあったかもしれません。
有難いことにその後、手術を経て、無事に妊娠→出産と進みましたが、女性の選択はそれだけじゃないですよね。
「結婚」したから「出産」をしなきゃいけないことなんてないし、
「独身」のままでいたいならそれでいい。
30歳を超えてから新たな仕事にチャレンジするのもいいし、
母親になったから夢を諦めなきゃいけないわけでもない。
その時その時の自分の心地いいと思う選択が正しいのだな、と菅野さんの言葉で
改めて思うことができました。

2.「ここしかない、これしかない」って思い込みかも

こちらはタレントの優香さんの言葉。
20代の時は自分の居場所は「ここしかないかも」、「代わりがいくらでもいる芸能界なんだからガンガン働かないと。休んじゃダメ」と気負っていたそう。
あんなほんわか癒し系の優香さんがまさかそんな苦しさと戦っていたなんて
テレビ越しでは全くわからないものですね…。(当たり前か。)
私も20代の頃は、先日退職していた職場に固執していた部分があって。
「これぐらいのスキルの私が他の職場で働けるのだろうか」
「今の職場で期待してもらえているなら私の居場所はここしかないかも」
本当は楽しくもなく、女性の活躍も乏しい実情に不安を抱えながらも
「私の居場所はここしかないから、頑張らなきゃ」
そんな呪いをかけていたなぁと今なら思います。
それって、本当に思い込み。
少しの「まぁ、いっか」っていう気楽さと
私なら大丈夫!っていう自信のバランスでなんとでもなるって
気付けた30代の方が俄然楽しい。

3.乗り越えた分だけ、できることが増えていく

漫画家の安野モヨコさんの言葉です。
漫画家という不規則な生活に〆切に追われれるような毎日。長年の疲れが祟り、鬱気味になっても「早く描け」と急かされる日々を過ごされていたみたいです。
だけど、「与えられたことはできること!」と乗り越えた20代の日々が
その後の結婚生活やパートナーとの関係を育むいい経験になったという
お話が面白いなぁと思いました。
私は割とひよっこメンタルでしんどい事からは逃げたいタイプなんですが
30代になった今、10代、20代を振り返ると
「あの時、まだまだ無理できてたかもなぁ」
「もっと頑張れてたかも」
そう思うことがしばしばあります。
追い詰めてまで自分を酷使する必要はないけれど、
乗り越えた先に待っている自分や、この辛いハードルを乗り越えることで
生まれる自信や確実な経験も存在するよな、と思うのです。
20代、結構ゆるゆる生きてきたので、
30代は未来の自分のためにグッと頑張れる自分になりたいなと思えた章でした。


その他にも、長谷川京子さんや夏木マリさん、倖田來未さんや野田聖子さんまで。
色んなジャンルで活躍される女性たちの素敵な言葉が詰まっている1冊です。
一人一人のページがそこまで長くないのでサクッと読みやすい。
私は通勤中と寝る前のお供として2日間で読み切りました。
読書があんまり得意じゃなくて…という方でも割と読みやすい構成だと思います。
良かったら読んでみてくださいね^^
私はこちらから買いました!▼▼


最後までお読みくださりありがとうございます*
またおすすめの本があればご紹介させてください。

それではまた更新しますね。

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