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平成最後の、東京ダービーで思う。

2019年4月25日。この日を忘れることはないだろう。
東京ヤクルトスワローズを愛していてよかった。強くそう思えた1日だったから。

去年、プロ野球の歴史に残ることとなった、ジャイアンツ菅野投手の偉業。
レギュラーシーズン2位、なおかつ対戦成績も2勝勝ち越しと、有利だったスワローズ。
前の試合で負けたけど、「巻き返せる。スワローズなら大丈夫」というような希望が打ち砕かれた瞬間だった。
実際にグラウンドにいるわけじゃないのに、悔しくて悔しくて、正直シブラジに行くメンタルじゃなかった…笑

そんな事もあってか、25日の予告先発が「菅野」と発表された時は嬉しくなった。
たまたま休みになりチケットは取っていたが、まさかあの菅野との対戦を観れるなんて。スワローズはどう勝負していくのかなあと。

試合は18:00ちょうどにプレーボール。1回、2回は落ち着いた試合。
投手戦になるかなあと予想。これは延長戦かとビクビク。

ただ、ドラマは3回裏に起きた。打者2巡目。
この日1番ファーストで起用された(スタメン発表された時、神宮のテンションが上っていた)川端がレフト前ヒット。

2番青木。
川端がランナーにいるからか、作戦を警戒して牽制を繰り返す菅野。
4球ほど投げたか。ブーイングもところどころであった。

そして、牽制後のボール。
強く引っ張る。バットの乾いた音が、僕のいる2階席まで聞こえた。
見てすぐに分かるぐらい、強く、早く、ライトスタンドに飛び込んだ。

これだけでも嬉しいんです。
めったに菅野からホームランなんて見れない。
神宮がお祭りになっていた…。

ただ、これだけで終わらなかった。
3番山田が飛ばす。負けじと4番バレンティンも。

青木・山田・バレンティン
平成最後にして、スワローズの歴史で語られるようになるであろう、3連発。
スマホの時計が進んでいる。夢じゃない。

夢を打ち砕いた悪役、菅野に勝てる。
行ける。今年は絶対行ける。
大げさなんだけど、そういう感情が生まれる試合になった。

その後7回にも山田と、バレンティンはアベックホームランを打つんだよ…。
いやいや。まだ楽しめんのかよ、と。
試合に勝ち、菅野が敗戦投手となった。最高の形で、雪辱を果たす事に。

もう、今日どうなっても悔いはないと思える日だった。
こんなの1年に1度あるかないか。

絶対にこの日の事が、これからの球団を作るに違いない。

GO!GO!SWALLOWS!!

かわいい佇まいで、かつ礼儀正しい。
つば九郎って、人間だったら他人に好かれやすいタイプかな…笑

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