果物がたくさん実る方法とは?江戸時代の古文書『廣益秘事大全』解読⑫
嘉永四年(1851)の古文書『廣益秘事大全』から、奇巧妙術類(生活の豆知識編)の第12回目です。
今回は、農作物にまつわるお話がメインになります。
1.虫が湧かないように種を保存する方法12月(原文で「臘月」)の雪水を壺に入れ、
日陰に埋めて保存しておく。
そして五穀の種を浸して植えれば
日照りにもよく耐え、虫もわかず実りがよい。
2.果物の木に実を多くつかせる方法果樹の皮に穴を開け、鍾乳(炭酸カルシウム)の
粉を少し入れると実がたくさんなり、
味もまたおいしくなる。