見出し画像

「ひとり法人」を持とう【50代のお金の勉強】

※この記事はYoutube動画の要約です。動画で見たい方は下記のURLからどうぞ!

皆さん、こんにちは。「顧問の学校」の吉野です。本日は、セカンドキャリアとして一人法人を設立することについてお話したいと思います。


法人化のタイミング、いつがベスト?

私自身は独立してから約半年間、個人事業主として活動していましたが、その後法人化を決断しました。

法人化のタイミングは、本やGoogleなどで調べると様々な情報があります。よく言われるのは「売上が1000万を超えたら法人化すべき」ということです。私もそれを鵜呑みにして法人化したのですが、今考えるとこれが一概にベストだとは言えません。今、「顧問の学校」の生徒さんにおすすめしているのは「最初から法人化すること」です。

起業したばかりの多くの人は稼ぐことだけに力を入れがちです。しかし、それ以上に大事なことは、ずばり「守ること」です。お金を稼げば、必ず経費や税金が発生します。売上も大切ですが、最後に残る額をいかに確保するか、ということが非常に重要なのです。

私は起業をしてみて、「稼ぐこと」と「守ること」の重要性を肌で実感しました。会社員時代にはなかったこの考えを学び、生きている喜びを感じました(笑)非常にエキサイティングだったんです。これは、独立することの面白みの一つだと思います。

法人化することは、守る力を上げることです。詳しい内容については、税理士さんのYoutubeチャンネルを見たり、本を1冊読んだりすることをおすすめしますが、これまで私が学んできたことをまとめると、以下のようなメリットが上げられます。

法人化のメリット

①経費の幅が広く、節税になる
②赤字の繰り越しができる
③自分の覚悟が決まり、やる気が高まる
④税の知識を学ぶことができる
⑤中小企業経営者と同じ目線に立てる

まず、法人税で払う方が所得税よりも安くなるため、全体の守りに大きな影響を与えます。

また、法人化することで、自分の覚悟もより強くなりますね。モチベーションは明らかに変わります。

独立する際には、法人を立ち上げる手続きや所得の考慮が必要です。知識を深めることで、全体の輪郭が見え、税理士ともコミュニケーションがしやすくなります。社会の仕組みを知ることができ、知的好奇心も刺激されますよ。

また企業顧問のクライアントは中小企業の経営者の方々です。法人化していれば、規模は違えど自分も経営者。同じ目線でコミュニケーションをとることができます。税金や経営に関して会話すれば学ぶことも多く、知識を深めることもできますし、相手との信頼関係を築くことにもつながります。

法人化のデメリット

法人化のデメリットとしては、赤字でも7万円の税金がかかることです。これに関してはある程度稼いでいればメリットの方が大きいと思います。また、税理士を雇ったり、決算の処理にも費用が発生します。

私は、法人化した際に10社程の税理士事務所の方とお会いしました。最終的には、知り合いに紹介してもらった方と契約をしましたが、人と人なので相性があります。契約の前には実際に会って話してみることをおすすめします。

とはいえ企業顧問という仕事は、ランニングコストが比較的シンプルです。経費もそれほど多くの項目がありませんので、毎月の精算は自身で行い、決算の時のみ税理士さんにお願いするという方法もあります。しかし、経営規模が拡大してこればこの辺りは税理士さんを雇用してお任せし、自分自身も学びながらやっていくのが良いかと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?