フォローしませんか?
シェア
なみ
2021年1月23日 00:33
芥川賞受賞作 宇佐美りん『推し、燃ゆ』を読んだ。すごかった。なにがすごかったかって、その文章·日本語が、私が今まで読んだ小説と圧倒的に違う。教室や街などの風景、SNSの波に呑み込まれる感じ、生々しい肉体の感覚の描写が、細やかに描かれていて、リアルにダイレクトに伝わってくる。床から立ち上がるところを「フローリングから太腿を引き剥がすと、」と表現したり、「石の塀が上から黒くなった。夕方の