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N数ってどのくらい必要なのさ
こんにちは、熊野です。製造業では、日々のデータ測定が製品開発や品質管理において非常に重要です。しかし、N数(データサンプルの数)をいくつ取れば良いのかという問題に頭を悩ませることも多いのではないでしょうか。今回は、私自身の経験も交えながら、状況別に最適なN数について解説します。ちなみに動画バージョンはこちら
1. N数の重要性
製造業でのデータ測定は、品質を客観的に把握するための重要な手段です
4M変更に立ち向かう方法
はじめにこんにちわ、熊野コミチです。
今回は4M変更に対する対処方法について解説、というか考察していこうと思います。
動画もアップしてます。
さて、あなたは4M変更という業務をご存じですか?
製造業に携わっていると、
製品開発だろうと
品質保証であろうと
製造現場であろうと
購買部であろうと
営業であろうと
関わることを避けられない地獄です。
私はこれまで4M変更に幾度かめぐり合ってきま
【ワンコイン品質工学】ホッカイロの機能とは?
はじめにこんにちは、熊野コミチです。
普段はyoutubeに仕事で使える統計学を分かりやすく解説する動画を発信しています。
さて今回のワンコイン品質工学で紹介する機能案はホッカイロです。
文献はコチラ
https://www.jstage.jst.go.jp/article/qes/3/6/3_28/_pdf/-char/ja
ホッカイロは知らない人はいないし、冬になったとき殆どの人がお世
【ワンコイン品質工学】自動はんだ工程の最適化を読む
はじめにこんにちわ熊野コミチです。
今回ははんだに関してのパラメータ設計事例を紹介したいと思います。
前回までの記事はコチラ
普段はyoutubeで仕事で使える統計学の解説をしているのですが、
初期の製品開発段階では、統計学を活用するためにはデータの数が足らないことが多く活用することが難しかったりします。
そのような場合には品質工学を活用することが望ましいです。
品質工学の機能性評価やパ
【ワンコイン品質工学】上手にご飯を炊くためのパラメータ設計を読む
こんにちは、熊野コミチです。
今回も過去の品質工学の事例を紹介していきたいのですが、第2回目で
ご飯を炊く話
でございます。
「いや、ウチ炊飯器メーカーじゃないからそのネタあんまり興味ないっす」
と思われる可能性大なのでありますが、ちょっとお待ちください。
品質工学の機能性評価は入力に対しての出力の動きを見るものです。
お米の信号因子と出力と言われてぱっと思いつきますか?
そもそもそのよう
【ワンコイン品質工学】コーティング剤の粘度安定性向上を読む
こんにちわ、熊野コミチです。
普段は製品開発に従事する傍ら、統計学のブログやyoutubeによる発信を行っています。
しかしながら、最近会社勤めで統計学を使っているかというと実はそれほど使っておらんのです。
理由は開発初期段階すぎるから。
私がいるような製造業において、統計学を使う場面といえば
・工程管理手法
・メカニズム分析
とかになってくるのですが、開発初期ではまずもって売れるレベルまで性