66歳 ウィーンで歌う-いくつになってもできる挑戦がある-
2024年5月30日午前11時55分
僕は正午開演の出番前の緊張を心地よく感じながら、向こう袖からの入場の気配を待っていた。
合唱団約60名は、舞台後方の両袖から入場することになっていた。
舞台から見て、左手からテノール、ソプラノ。右手からバス、アルトが入場する。
僕は、バスの最前列の左手、つまり舞台上のほぼセンター位置なので、右手からは一番最初に入場することになっていた。
ただ、右手側にはステージマネージャーがいないので、左手から出たのを確認して出るように指示されていた