2022年10月17日 小松庵銀座 ≡ 森の時間 ワークショップ≡ 講師 銅版画家 広根良子さん
小松庵総本家銀座の店内ギャラリーでは、現在「はじまりの7人展」(12月11日(日)まで)を開催中です。この展示会は、今年が小松庵総本家の創業100周年なのを記念して、銀座ギャラリーの発足のときに展示した初期の7人のアーティストたちのグループ展になります。
10月17日(月)には、その1人である銅版画家の広根良子さん指導による、ワークショップを開催しました。
今回は、その様子をご紹介します。
◆アーティストと一緒に作品作り
今回のワークショップでは、銅版画の「刷り」を行うプレス機を使って凹凸が浮き出るエンボス加工をした絵葉書を作りました。
材料は、トレーシングペーパー、絵葉書、市販のPPシートです。PPシートをハサミやカッターを使って自由に形を切り抜いて、絵葉書に乗せてプレスすることで、その切り抜いた形が絵葉書に押されて立体的に柄が浮き出ます。
この日は、「はじまりの7人展」のメンバーの1人である山本ミノさんも参加しました。真剣に丁寧にハサミを操ります。その集中度の高さはさすがアーティストだと感じます。
即興の図案で、下書きも描かずにカットしたにもかかわらず、すばらしい芸術作品が生まれました。
◆小松庵のスタッフも一緒に参加
小松庵のスタッフたちも参加しました。
銀座店のマネージャーの小松盟は、自分の名前の「盟」の象形文字化したものをデザインしました。
小池料理長たちみんなも一生懸命で、その根の詰め方には職人気質を感じます。そして他の人の作品にも興味津々です。
このように、「はじまりの7人展」では、7人のアーティストたちによるワークショップを順次開催予定です。日によって、参加アーティストたちが参加したり、小松庵のスタッフもご一緒したりとさまざま。
次回は、10月31日(月)に森雅代さんによるワークショップを予定しております。
銀座ギャラリーでは、平日の16時〜17時は飲食のご提供を停止して、絵画などの作品をご覧いただくためだけの特別の時間、「森の時間」をご用意しています。ほぼ毎週月曜日の「森の時間」では、アーティストをはじめ各界の専門家を招いてトークショーやワークショップなどを行なっています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?