小松庵ラボ

大正11年に東京都駒込に創業した蕎麦店、小松庵総本家の公式アカウント。蕎麦という魅力的な食文化を通じて、様々なジャンルの人々が交流できますよう試行錯誤中です。ここでは、蕎麦やつゆの話、あるいはトークイベントの内容などをご紹介します。http://www.komatuan.com/

小松庵ラボ

大正11年に東京都駒込に創業した蕎麦店、小松庵総本家の公式アカウント。蕎麦という魅力的な食文化を通じて、様々なジャンルの人々が交流できますよう試行錯誤中です。ここでは、蕎麦やつゆの話、あるいはトークイベントの内容などをご紹介します。http://www.komatuan.com/

    最近の記事

    2022年12月5日 小松庵銀座 ≡ 森の時間 ≡講師 テニスコーチ白井寿(しらい・ひさし)さん

    白井コーチ「自分のフォームは自分でクリエイトする」 小松孝至社長(以下、小松社長) 本日は僕のテニスの大先生である白井寿(しらい・ひさし)コーチのお話です。どんなお話になるのか、楽しみましょう。 白井寿コーチ(以下、白井コーチ) まずは、僕と小松社長の出会いのお話をしたいと思います。 当初は僕のテニスの師匠が小松さんのコーチをしておりました。その人は中国の代表の選手で、いわゆる「プロ」でした。その人が病気になって手術をすることになり、その間だけ僕が代わりのコーチとしてレッス

      • 2022年11月21日 小松庵銀座 ≡ 森の時間 の落語会≡落語家・春風亭柳之助さん

        11月21日(月)の銀座ギャラリータイム「森の時間」は、落語家・春風亭柳之助(しゅんぷうてい・りゅうのすけ)さんをお招きして落語会を開催しました。 いつもはテーブルと椅子が置かれてお客さまにお蕎麦を召し上がっていただく空間に、落語会の日には緋毛氈を敷いた高座が登場します。 今回は、落語会の様子をお伝えします。 「森の時間」で落語会を開催するのはこれで3回目。柳之助さんは、アーティストの小林雅子さんのご紹介です。小林さんは、12月11日(日)まで開催中のグループ展「はじまりの

        • 2022年11月7日 小松庵銀座 ≡ 森の時間 ≡ 講師 アートプロデューサー 風戸重利さん

          小松庵総本家の銀座店では、お蕎麦をご提供する空間で同時に絵画などを展示するギャラリーを行なっています。このギャラリーのプロデューサー・風戸重利さんは、千葉県木更津市で開催する「木更津みなとぐちアートプロジェクト2022 ミナート」(11月17日~12月4日開催)の総合ディレクターとして関わっています。 11月7日(月)の「森の時間」では、風戸さんから「ミナート」の紹介をしていただきました。 <「ミナート」ホームページ https://art-kisarazu.jp/> 風戸

          • 2022年10月31日 小松庵銀座 ≡ 森の時間 のワークショップ≡ 講師 画家 森雅代さん

            小松庵総本家銀座の店内ギャラリーでは、現在「はじまりの7人展」(12月11日(日)まで)を開催中です。この展示会は、今年が小松庵総本家の創業100周年なのを記念して、銀座ギャラリーの発足のときに展示した初期の7人のアーティストたちによるグループ展です。月曜日には不定期で参加アーティストを講師に招いてワークショップを開催しています。10月31日(月)は、画家の森雅代さんによる「水彩モノタイプ」という、銅版画プレス機で刷る水彩版画のワークショップを開催しました。 ◆世界でたった

            2022年10月17日 小松庵銀座 ≡ 森の時間 ワークショップ≡ 講師 銅版画家 広根良子さん

            小松庵総本家銀座の店内ギャラリーでは、現在「はじまりの7人展」(12月11日(日)まで)を開催中です。この展示会は、今年が小松庵総本家の創業100周年なのを記念して、銀座ギャラリーの発足のときに展示した初期の7人のアーティストたちのグループ展になります。 10月17日(月)には、その1人である銅版画家の広根良子さん指導による、ワークショップを開催しました。 今回は、その様子をご紹介します。 ◆アーティストと一緒に作品作り 今回のワークショップでは、銅版画の「刷り」を行うプ

            2021年12月20日 小松庵銀座 ≡ 森の時間 ≡講師 画家 嵯峨英治さん

            風戸重利プロデューサー(以下、風戸さん) 今回は、嵯峨さんに絵の題材として登場する「タマ」との半世紀を話していただこうかと思っています。 私と嵯峨さんは1994年に出会って、それから約30年が経ちました。私が最初に嵯峨さんのアトリエに行ったときに、「タマ」のモデルとなるような猫に会いました。嵯峨さんが飼っていた猫のタマちゃんで、小さくて痩せていてヒョロヒョロでした。それが亡くなる前日のタマちゃんでした。 画家の嵯峨英治さん(以下、嵯峨さん) タマは、代々、何匹も飼っていまし

            100周年を迎えられた感謝

            小松庵総本家は、2022年5月10日に「100周年」を迎えることができました。これもすべてが支えていただいている方たちのおかげと思い、その気持ちをここでお伝えしたいと思います。 本当に、どうもありがとうございます。 日頃からお店に通っていただいているお客様がいらっしゃるからこその商いですが、そのお客様が蕎麦好きなったきっかけの全てのこと(ご家族や、先生、お友達、映画や小説かもしれませんし、ネットや雑誌・新聞の記事かもしれません)、お店で提供している蕎麦や食品の生産者の皆さ

            2021年11月15日 小松庵総本家銀座 ≡ 森の時間 ≡ 講師 小松庵蕎麦粉ブレンダー 黒澤昌宏

            今回は小松庵総本家で日夜、蕎麦粉作りに創意工夫を凝らしている「蕎麦粉ブレンダー」の黒澤昌宏による砂糖と鴨肉の話です。砂糖は蕎麦つゆに欠かせない材料で、鴨肉は鴨南蛮や鴨ハム、鴨塩焼きなどのメニューで使われています。 小松庵社長(以下、社長) この森の時間では、毎回のように蕎麦屋で育った自分さえ聞いたことがないような話ばかり登場します。蕎麦に関する情報は、蕎麦屋がそれぞれの店で分散していて持っていて、誰も情報を集約したり共有しようとは行われていませんでした。 でも、蕎麦屋同士

            2021年11月8日 小松庵総本家 銀座 ≡ 森の時間 ≡ 講師 佐野由美子さん

            小松庵総本家 銀座では、毎週月曜日に各界のプロフェッショナルを講師に招いて勉強会を行っています。テーマは蕎麦をはじめ食べ物のこと、絵画や音楽など、その時々で変わりますが、その根底には文化が存在します。今回は、その銀座店にアテンダントとして関わっている佐野由美子さんの「銀座」という街に関するお話です。 佐野由美子さんのプロフィール 銀座料飲組合の理事(2004年~2018年) 23年間「赤坂璃宮」の経営に関わり、現在レストランをはじめ サービス業の顧問と人材育成に取り組む。銀

            2021年11月1日 小松庵総本家銀座 ≡ 森の時間 ≡ 講師 小松庵小松孝至社長&小松法子専務

            小松庵の小松孝至社長と法子専務はオシドリ夫婦(?)で、仕事のシーンでの呼吸もバッチリです。共通していることの1つが、忙しい中にもプライベートの時間をしっかりと持っているということ。小松孝至社長はテニス、小松法子専務はバイオリンです。今回は、法子専務からバイオリンを教わります。 小松孝至社長(以下、社長) 僕はテニスをしています。子供の時からテニスをやっていても全員がプロにはなれません。同じようにバイオリンも世界的に有名なコンクールを目指しても、全員が音楽家にはなれるわけでは

            2021年10月26日 小松庵総本家 銀座 ≡ 森の時間 ≡ 講師 株式会社ゴープレミア 小松圭子さん

            収穫したばかりのオリーブの実を絞ってそのまま瓶詰めしたオリーブオイルを「ノヴェッロ」といいます。フィルターを通しておらず、オリも全て入っているので濁ったオイルです。 株式会社ゴープレミアの小松圭子さんは、そのノヴェッロを入荷しました。ノヴェッロの試飲を兼ねながら、3回目の今日はオリーブオイルの輸入事情をお話していただきました。 小松圭子さん(以下、小松さん) みなさん、お待たせ致しました。待望の「ノヴェッロオリーブオイル」が無事届きましたので そのフレッシュな味わいをお楽し

            2021年10月11日 小松庵総本家 銀座 ≡ 森の時間 ≡ 講師 小松庵蕎麦粉ブレンダー 黒澤昌宏

            小松庵総本家の全店舗でご提供している蕎麦は、蕎麦粉だけで麺を打った「生粉打ち(きこうち)」です。その蕎麦粉を全て社内で挽いています。今日は専属のブレンダーから、蕎麦粉のお話をいたします。 <蕎麦の製粉方法のいろいろ> 黒澤 小松庵で蕎麦を製粉しているブレンダーの黒澤です。駒込の本店から少し離れたところに「蕎学舎」という工房がありまして、仕入れた蕎麦の実をそちらで挽いています。小松庵では、すべての蕎麦粉を石臼で挽いています。 まずは、蕎麦粉の製粉方法を説明します。製粉方法と

            2021年9月27日 小松庵総本家 銀座 ≡ 森の時間 ≡ 講師 画家 山本ミノさん

            山本ミノさんによるアメリカのお話の3回目です。山本ミノさんは、小松庵銀座のギャラリースペースで2021年7月5日(月)から10月3日(日)まで『山本ミノ展 -N.Y-URBAN FOREST』の Part I 、IIを開催していました。会期も終わりに近付き、これまでの2回のトークイベントでは語り尽くせなかったアメリカ生活のお話をしていただきました。 <アメリカの文化はサブカルチャー> 山本ミノさん(以下、ミノさん) 
これまで長期に渡りニューヨークの作品展を開催いただき、

            2021年9月13日 小松庵総本家 銀座 ≡ 森の時間 ≡ 講師 北東製粉株式会社 重田耕治さん

            今回は、小松庵に全国各地の蕎麦の実を卸してくれている蕎麦の製粉の専門家、北東製粉の重田さんからお話を伺いました。専門家ならではの、蕎麦と製粉についての詳しいお話です。 <蕎麦はどんな植物か> 重田耕治さん(以下、重田さん) 蕎麦の一般的なお話をしたいと思います。 今回は6つのお話をします。 「蕎麦はどんな植物か」「蕎麦の産地」「蕎麦の収穫量と消費量」「全国の名物蕎麦」「黒い蕎麦・白い蕎麦について」「製粉」などです。 まず、蕎麦という植物について話をします。 「五穀」と呼

            2021年9月6日 小松庵総本家 銀座 ≡ 森の時間 ≡ 講師 株式会社ゴープレミア 小松圭子さん

            小松庵のせいろは、蕎麦つゆの他にオリーブオイルをご用意しています。つゆにオリーブオイルを混ぜたり、オリーブオイルに塩をかけたりします。今回はそのオリーブオイルを輸入している株式会社ゴープレミアの小松圭子さんのお話の2回目です。前回8月23日のお話を振り返りながらお話いただきます。 小松庵店主 今回は8/23に続きまして、2回目、上級編になります。 小松圭子さん(以下、小松さん) 今年でオリーブオイルを輸入するようになって10年目になります。 今回が初めての人もいるので、復

            2021年8月30日 小松庵総本家 銀座 ≡ 森の時間 ≡ 講師 小松庵蕎麦粉ブレンダー 黒澤昌宏

            2021年8月30日の「森の時間」トークイベントは、小松庵総本家蕎学舎所長の黒澤昌宏による蕎麦の栄養の話でした。黒澤は、小松庵の全店舗で使用する蕎麦粉を製粉する技術者で、蕎麦粉のブレンダーです。その蕎麦粉ブレンダーが語る、蕎麦の栄養のお話です。 ■蕎麦は健康食、はホント? 黒澤 今回は蕎麦の栄養のお話をします。 このテーマにした理由は、周りに「蕎麦で聞きたいことは何かある?」と質問したところ、「蕎麦の栄養について知りたい」という声があったためです。 これまで長年蕎麦の仕事