こまつなとチョコ

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最近の記事

美術への憧れ

 デッサンを始めた。芸術の秋である。前回ちらりと書いたけども。痴人の愛は無事読了した。折り返しから終わりにかけての文章の気迫、人間のエゴと依存が丁寧に描かれていている様は見事だった。  デッサンに関しては色々と流れがあり。というのも、私は幼いころから図工が「がんばろう」だった。今思えば、頑張っている児童に対しなんとも失礼な評価だ。しかしとにかく頑張っても頑張っても「がんばろう」だったのだ。小学生ぐらいまでは、それでもあまり思い通りにいかないと感じながらも、頑張っていた。しか

    • 季節と艶事

       中々書けなかった。仕事が少し忙しかったのが2割、趣味に忙しかったのが2割、気が向かなかったのが6割。特に書くこともなかった。例年であれば夏真っ盛りの頃合いも、花火もない、ビアガーデンの張り紙もなければテラスで飲むビールもない(元々飲まないが)、浴衣姿も見かけない、夏休み旅行の宣伝やCMもない、なんとも味気ない様相だった。そんな中最も季節を感じさせてくれたのは、皮肉にもセミだった。8月半ばには道で見かけるセミの死骸もかなり増え、夏が中盤に差し掛かったことを感じた。昔なら浴衣は

      • くだらないこと

         わざわざタイトルにしなくてもくだらないことしか書かないけども。今回はいつにも増してくだらないことしか書いていないので悪しからず。  たまにくだらないことを考える。最近は仕事に嫌気が差し転職を考え、つば九郎になりたいと思い立った。あのつば九郎だ。愛らしさと小憎らしさが絶妙に混じったあの表情にあの性格、やや外見はペンギン寄りにも感じるが最高にキュートで憧れた。すぐ家人に相談し「やりたいことをやりなさい」とそれなりに前向きな返事ももらえた。しかし、調べたら年棒3万円という。(そ

        • 毎日が平坦

           なんだか思うように書けない。濃淡のない日々が続いているからか。自粛が始まって以降、とにかく毎日が平坦である。何度か記事を書こうと思うも、話すこともないぐらい平坦なのだ。いや探せば何かしら見つかるものや感じることはあるでしょうとおっしゃるかもしれないが、生憎感受性の乏しい方で、なんでもない日常に小さな感動を見つけるのは不得意分野なのだ。不幸なニュースを見れば心を傷めることもあるし、映画を観て泣くこともある。自分の生活を見つめ直して感謝をすることだってたまにはある。しかし、日常

          ロックなんか聴かない

          あいみょんにハマっている。発端はがっきーのドラマ「獣になれない私たち」だった。それまではロックを聴かない女の子に恋している今時なあだ名のぱっつんな女の子ぐらいの、ふんわりした印象だった。ドラマはあまり見ないし、特にがっきーのファンというわけでもないし、どうしてあのドラマを見始めたのか今となってはまるで記憶にないが、とにかくそのドラマの主題歌を歌っているのがあいみょんだった。ビールの泡と二進も三進もいかずひたすら悶々とするドラマの中身とあいみょんの歌と、どれもが絶妙に私のツボに

          ロックなんか聴かない

          流れ星を見た。

           あつ森で。始めて2ヶ月ほど経った今日、初めて見た。奇しくも七夕の前日だ。現実では流れ星はおろか、天の川すら見たことがない。毎年7月7日は雨なのだ。  昔からそうだった。中学生ぐらいまでは父と「今年は七夕どうかねぇ」なんて話をしながら待っていたが、待てども待てども雨なのだ。徐々に天の川は私の中で都市伝説になっていった。世の中には天の川というものが存在する、らしい、と。天の川ごと七夕伝説の1つに繰り込まれてしまった。  七夕の短冊に何やら書いていたのもいつ頃までだっただろう

          流れ星を見た。

          嫌いなもの①

           1年前に引き続き、好きなものの話をしようと思って何度か途中まで書いた。けれども、進まない。前回書いたように、一つのテーマをnoteで語れるほど詳しくないし書けば書くほど自分の穴に気がついてドツボにはまっていく。怖い。  それに薄々気がついてはいたけども、好きなものより嫌いなものの方が積極的に思い浮かぶ。嫌いなものが多い。こっちは人より多いと思う。大体にして、嫌いになる閾値が低い。  嫌いなものを避けようとすると、嫌いなもののことをそれなりに考えて生きなければならない。さ

          1年経った

           初めてnoteを書いてから1年以上経っていた。あっという間だった。新型コロナウイルスの影響で色んなことが出来なくなって、生活もガラリと変わった。少しだけ出来るようになったこともある。  どうぶつの森もその一つだ。雨が降ればシーラカンスを狙い、晴れたらサメを狙い、越してくる住人越していく住人に一喜一憂し、少しセンチメンタルになったり。ほとんどならないけど。とにかく面白い。自粛期間がなければ手を伸ばすことはなかっただろう。どうぶつの森シリーズをプレイしたのは後にも先にも(?)

          「好きなもの」と「知っている」 もの

           せっかくの初めての投稿なので、できれば好きなものについて書きたい、そう思って考えてみると、案外「好きなもの」っていうのは思い浮かばない。  正確に言うと、noteに投稿できるほど「知っている」「好きなもの」があまり、というかほとんど、ない。  好きなものはそれなりにある。チョコレートだったり、音楽だったり、かばんやくつだったり、おいしいごはんだったり。多くはないけど。  でもどれも、noteに投稿できるほど「知っている」とは言えない。原因はいくつかある。1番大きいのは

          「好きなもの」と「知っている」 もの