くだらないこと

 わざわざタイトルにしなくてもくだらないことしか書かないけども。今回はいつにも増してくだらないことしか書いていないので悪しからず。

 たまにくだらないことを考える。最近は仕事に嫌気が差し転職を考え、つば九郎になりたいと思い立った。あのつば九郎だ。愛らしさと小憎らしさが絶妙に混じったあの表情にあの性格、やや外見はペンギン寄りにも感じるが最高にキュートで憧れた。すぐ家人に相談し「やりたいことをやりなさい」とそれなりに前向きな返事ももらえた。しかし、調べたら年棒3万円という。(その代わりヤクルト製品は飲み放題らしい)それじゃ雀の涙である。つばめなのに。そういうことでつば九郎は諦めた。

 もう一つ、くだらないといえば。最近我が家で流行中の遊びが「シャイニングごっこ」である。シャイニングは、彼の有名な名作ホラー映画だ。そして「シャイニングごっこ」とは、シャイニングのポスターにもなっている最も有名なシーンを再現する遊びである。ジャック・ニコルソンがドアを斧で破壊し、隙間から顔を覗かせ「Here's Johnny!」と不気味な笑みを浮かべるシーンである。あれを家の引き戸の隙間などを使って再現する。隙間であれば開き戸でもなんでも良い。「Here's Jyhnny!」では格好がつきすぎるので、相手の名前を同じトーンの声で呼ぶ。やられた側は意外と怖い。やる側が上手ければ上手いほど、どういうわけか身の危険を感じる。しかしそれ以上にやる側は楽しい。かなりハマる。ぜひ自粛生活で憂鬱感が増したら試してみてほしい。色々なことと自分が馬鹿馬鹿しくなり「まぁ、いいか」という気分になるので。

 長期にわたる自粛生活において、我が家ではNetflixやHulu、prime videoといったサブスクリプションが強い味方となっている。私は非常に交友関係も狭く人付き合いも不得手で出不精なので、元々が自粛生活のようなものではあるけども。まぁとにかく、映画やドラマを普段よりは少し多めに観ている。不思議なもので、名作や名シーンというのはなんとなく再現したくなる。ごっこ遊びに繋がる。E.T.やタイタニックなんかはその最たるものだろう。誰でも一度は通る道である。我が家も映画を観て気に入るとすぐごっこ遊びとなる。シャイニングも例に漏れずといったわけだ。

 もう一つくだらないこと書いてから締めようと思ってたけど、あんまり良いネタが浮かばないからこれでおしまい。いつか加筆するかも。

 しかしなぜこんな記事を書くことにしたかというと、冒頭の「雀の涙」のくだりが書きたかったというのに他ならない。それだけである。他はおまけであり、そのためにいつにも増してくだらないこんな記事を書いたのだ。楽しかった。


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