1年経った

 初めてnoteを書いてから1年以上経っていた。あっという間だった。新型コロナウイルスの影響で色んなことが出来なくなって、生活もガラリと変わった。少しだけ出来るようになったこともある。

 どうぶつの森もその一つだ。雨が降ればシーラカンスを狙い、晴れたらサメを狙い、越してくる住人越していく住人に一喜一憂し、少しセンチメンタルになったり。ほとんどならないけど。とにかく面白い。自粛期間がなければ手を伸ばすことはなかっただろう。どうぶつの森シリーズをプレイしたのは後にも先にも(?)これだけだ。他国の友人にも半ば強引に勧めしつこく勧誘し、始めてもらった。お礼にフルーツと鉄鉱石をたくさん送った。そのうち住人も送ることになるだろう。

 とにかく博物館がすごい。製作者側の熱意と愛情を存分に感じられる作りになっている。フータも紛うことなきオタクで印象が良い。化石の買い取りなんてお金以前にあなた一体どこにしまうのと毎回思う。どうぶつの森の化石はおしなべてまぁまぁデカいのだ。それでも毎回フータは欲しがる。虫は嫌いなようで虫を見せるときは少し興奮する。製作者は非常に勤勉で熱心で優秀な方々なんだろうと考える。出来れば、数ある魚や虫から彼らを選んだ理由やその意義、グラフィック作成時に気をつけたことについて聞いてみたい。住人や花、島や自宅の装飾に関しても話したいことはたくさんあるが、それはまた今度。

 タイトルに戻って、前回の記事から1年も経過していた件。正直言って、新型コロナウイルスの衝撃が強すぎてそれより前の生活に関してあんまり確かには覚えていない。多分それなりに楽しく、それなりにストレスを抱えてやっていたのだと思うが。人生ではじめての一人暮らしも経験した。みるみるうちにトイレまわりや風呂まわりが汚くなり、家族が帰ってくる頃にはコバエに遭遇するようになっていた。焦った家族がトイレと風呂の配管を掃除し、我が家はひとまずコバエ問題収束宣言がなされた。短い戦いだった。しかし油断ならないのが、これから虫の元気な季節がやってくることだ。

 どうぶつの森は良い。少し長めの網を持ってパチンと振り下ろすだけで虫が取れて、自分の分身が全て処理してくれる。この世界だとそういうわけにはいかない。道にセミが転がっていたらそれだけで遅刻の理由としては十分だ。ひどいときは、玄関を開けたすぐ先にこちらを嘲笑うかのように鎮座していることすらある。そのまま鎮座しててくれれば良いものを、場合によってはなんのサービス精神か分からないが、踊り出すこともある。運が悪ければこちらに向かってくる。これではもう玄関を閉める他ない。さながらウォーキングデッドに囲まれた人間の気分だ。そんなこんなで夏は私にとってあまり良い季節ではない。今から戦々恐々梅雨明けに怯える日々である。

 タイトルに戻っても戻っても話が逸れてしまう。とにかく、1年も経って改めて文章を書こうと思った背景には、去年以上に暇を持て余しているというのがあって。もう少し定期的に文章をあげられればと思っている。そういうことが書きたかった。おしまい。

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