毎日が平坦

 なんだか思うように書けない。濃淡のない日々が続いているからか。自粛が始まって以降、とにかく毎日が平坦である。何度か記事を書こうと思うも、話すこともないぐらい平坦なのだ。いや探せば何かしら見つかるものや感じることはあるでしょうとおっしゃるかもしれないが、生憎感受性の乏しい方で、なんでもない日常に小さな感動を見つけるのは不得意分野なのだ。不幸なニュースを見れば心を傷めることもあるし、映画を観て泣くこともある。自分の生活を見つめ直して感謝をすることだってたまにはある。しかし、日常の小さな幸せを一つ一つ見つけ出して摘み集めるという作業はどうにも得意じゃないのだ。

 今の楽しみは強いて言うのなら食事とSwitchぐらいだ。特に食事だけは楽しむことにしている。大袈裟かもしれないが最後の砦だと思っている。最近はきゅうりにナス、みょうがや生姜を使ったさっぱりとした料理の楽しい時季である。トマトはあまり好きではないのだが、少し取り入れてみようかしらんという気分になる。定番だが、きゅうりのたたきなんかはどれだけでも食べられる。止まらない。今気になっているのはみょうがの混ぜごはん。前日の夜からレシピを検索して幸せな気分に浸る。そんなこんなで料理と食事はこの平坦な毎日に少しだけ心地の良い刺激を与えてくれる。明日は枝豆を茹でてもつ煮を作るつもりだが、書き起こしてみるとぐうの音も出ないほどのおっさんメニューだった。おっさんメニューって魅力的なんだよね。

 Switchの方は、スーパーマリオオデッセイを購入した。キャッピーが可愛い。アクションは苦手なのでしょっちゅう「ヒューーー」と落ちていくのだが、あまり気にしない。落ちる映像と回復に時間を要するのに少し苛立つぐらい。あまり気にしない。ピーチ姫は例によって攫われてしまうので、マリオとキャッピーの2人旅である。それ以上の仲間は今のところ増える兆しはない。マリオの相棒という意味では、私はヨッシーが好きだ。マリオを背中に乗せて走りなんでも食べてしまう、愛嬌のある顔をした舌の長い緑色の恐竜である。緑以外にも黒だったり白だったり青だったりピンクだったりという仲間も出てくる。ほとんど喋らないが、一応言葉にならない声で「ヨッシー!」と喋る様子はある。当初の登場時も可愛いは可愛いのだが、やや悪食の目立つ乗り物としての毛色が今より強かったように思う。そして今回のマリオオデッセイはヨッシーの出てくる気配はない。と思ってちらっとネットを見てみたら最後の最後にちょろっと出演していただけるようで。嬉しい限りです。楽しみ楽しみ。

 そういうわけで、本当に書くことがあまりなく考えていることをそのまま文字に起こしたような記事になってしまいました。何か刺激があれば良いのかもしれないけども。ひとまずは平坦で穏やかな毎日を続けられればと思っています。


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