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人気雑誌「dancyu」のつくりかた|人成塾(雑誌dancyu編集長・植野広生)

ノンフィクション作家・小松成美がゲスト講師を選び、次の時代を生きるためのヒントをありのままの言葉で学ぶ『人成塾(じんせいじゅく)』。今回の対談ゲストは、人気グルメ雑誌dancyuの編集長を務める植野広生さんです。
食文化の雑誌としてフロントランナーであり続ける「dancyu」の編集長、植野さんに企画づくり、食文化などなどたくさん語っていただきました。

雑誌「dancyu」が目指すところ

小松:皆さん、おはようございます。小松成美の人成塾オンラインサロン。土曜日の朝、皆さんいかがお過ごしでしょうか。今日は、人気雑誌「dancyu」の編集長を務めます、植野広生さんにお越しいただきました。本当に朝早くからありがとうございます。

植野:よろしくお願いします。

小松:dancyuの編集長になられて何年になりましたか?

植野:2017年の4月からなので、大体4年くらいですかね(21年時点)

小松:もうすぐ5年目になるということですが、編集長という重責は中々大変でいらっしゃいますよね?

植野:そうですね。大変って言えば大変ですけど、大変っていろんな種類があるじゃないですか?

小松:はい。

植野:雑誌の編集長っていうのは、言い方なんですけど、「雑誌」はやっぱり編集長の物なんですよ。


「dancyu」21年3月号

小松:はい、そうですね。その通りです!

植野:それぞれの記事は担当編集者の物なんですけど、雑誌1冊がどういうものであるかとか、あるいはもっとシビアなとこで、売れるか売れないかっていうのは編集長の責任です。

小松:はい。

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