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#41 状況を変えるのではなく、それに対する自分の反応を変えたい。

今日は、チームメンバーのAさんから相談を持ちかけられ、30分ほど打合せをしました。Aさんは、各部門に存在する間接業務を統合させて、部門間の重複業務を減らし、部門間の連携を良くするプロジェクトのリーダーとして、1ヶ月前から本件を始動してくれました。各部門から1名選出され10名から成るプロジェクト。目的とゴールは、プロジェクトメンバー間で共有させたものの、スコープの取り方で、メンバーとの合意形成が得られない、という悩みでした。

メンバーの主張は、「これ以上プロジェクトに時間が割けない」「お互いの課題認識に差異があり、進め方やマイルストーンの置き方には合意できない」があったり。そこにAさんの不用意な発言が追い打ちをかけてしまい、不協和音が出始めているとのこと。プロジェクトオーナーと各部門代表者を交えて、仕切り直す判断をしました。

仕事は、上手くいっている時もあれば、何か波に乗れない時がありますね。

「状況+反応=結果」

要するに、上手く行く時も、いかない時も、私達が人生で経験する結果はすべて、状況に対する自分の反応の結果だと言えます。

なので、結果が本意でないなら、2つの選択が取れます。

1つは、良い結果が出ないことを状況のせいにする              2つは、状況に対する自分の反応を変える

他人と過去は、変えられないが、自分と未来は変えられますね

どんな状況でも私たちは自分の思考と行動を変えることができます。

残念ながら、職場でも、長年の習慣に固執して、よく考えずに反応をしてしまう方がいます。しかし、反応の仕方は変えることができます。

今回のAさんも、メンバーに対して適切な発言をしていただろうか?どこかで、メンバーから黄色信号は出ていなかっただろうか?

自分が誇りに思っていない結果を目の当たりにすることを嫌がりますよね。気分の良いことでは無いので。しかし、勇気を出して現実を直視すれば、自分が今何をすべきか、分かると思います。

兆候が出ていないか、注目する

✔️会社の同僚や先輩が、賛同せずに、自分とは異なる意見をほのめかしている。✔️「これはまずいよ」という、内なる声が聞こえる。            ✔️なんとなくすっきりしない違和感がある。                ✔️メンバーの表情が、前回よりも曇っている、伏せ目がちである。

これらの兆候は、私たちが、状況に対する反応の仕方を変えるきっかけになると思います。災難が訪れる前に、兆候を適切に対処していきたいものです。

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