認知症で食べる行為ができない?

遊ぶのはマジでやめて⁉


認知症が進み食事の認識ができないという話がある
それに加えて、介護スタッフは「認知が進んで食べ物で遊ぶことが増えた…食べこぼしも多く手掴みで~」そんな会話があると思う。

介護施設だけではない・・・
高齢になって食べこぼしや汚れが気になる。多いのは疾患による後遺症などか・・・
それが原因の一つで人前で食べることができなくなることがあります。

介護者は汚れると怒ります笑
使い捨てで介護者も楽ですし、色が食事以外に集中できないカラフルなものもありますが、私はこれをお勧めしたいです。↓↓↓

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それでは
本題の食事中に遊ぶという行為

遊ぶという言葉お年寄りに使うのは適切???

子どもが無我夢中でいろいろなことを学びながら食べる、遊ぶ
行儀が悪いからと
スプーンからおはしの使い方
食べる時のマナーなど
できるようになったらみんなで拍手
褒めて喜んで時には寝ながら食べる子どもを見て心温かになります。
子育てではみんなこれは通る道ですね

これを連想して子どもに返っているお年寄りとして重ね合わせる人も多いのではないでしょうか



先日の認知症カフェで僕はこの話題をあげた

認知症の方がもし
本当に食べ物で遊んでいるというシチュエーションがあると思いますか?
それはNOでしょ

ある男性利用者さん
朝食
牛乳
パンとヨーグルト
3点セット
もちろんスムーズに食べ終える日もあります。
しかし
ストローで牛乳のパックをグリグリとほじくり…
そのうちにパックはぼろぼろ
残った牛乳でトレーはビチャビチャ

パンは固形からミキサーパン状態

利用者さんは一生懸命にパンの袋に詰め込んで…
次はヨーグルトの容器をストローとスプーンで解体…
中身はおしぼりに包んで風呂敷様にちょこんとかわいく包まれ
最後はこれもきれいに小さくなったものをパンパンに袋に入れて…
ビチャビチャなテーブルもきれいに拭いています。
さぁ
完成!と言わんばかりに利用者さんは笑みを浮かべ満足そうにしている

スタッフは
遊んでしまうのでトレーに全てをセットしない
袋からパンは出す 袋は欲しがるが渡さない
牛乳を先に渡して飲み終えたらすぐに捨てる 解体がはじまるから
食べるように促す ほかの利用者も居るので手が回らない
半介助として食べ始めるまで介助する 軌道に乗るまで手伝う
というような対策を立てる
遊びをさせないために…後片付けがスムーズにいくように

でも
対処療法しかないの?

いえいえ
その人が熱中できる楽しみの一つだったなら
それが記憶が蘇ってくるのがこの場面なら
合わせてあげてほしい
その時の大変だった、うれしかった、楽しかった記憶のことを共有してほしい

その行為をやめさせるのではなく
作業のことやその頃のお話しを聞いてあげて下さい
その作業の後の状態を見てください
きっとその日の様子イキイキとした表情になっているでしょう
やりきって寝てるかも

発語が増えるなどなど
あまり調子が上がらない朝だったら
この作業に出てるキーワードを話してテンションを上げてあげてください
朝ご飯を食べないくらいテンション上がっても良いです

それくらいの気持ちで話しましょう。
朝食時によみがえってきた記憶の断片を本人以上にあなたが大事にしてください

遊ぶではない
真剣
です
でも食べこぼしは
不衛生
利用者さんが作業中(食事)からおいしく食べる食事になるように工夫しましょう
エプロンなど適切な対応と環境、物品は用意してくださいね

そうそう
この人の昔の趣味
ラジオ📻修理






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