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受験の後に残る2つの感情は「希望」と「後悔」

おととい、約10年ぶりに試験というものを受けてきた。
多分、自動車の運転免許を取得するために受験した以来だったと思う。

あの時も40歳を過ぎてからの勉強だったから、かなり辛かった記憶があります。

その昔、子供だった頃に周りの大人たちが声をそろえて「勉強は若い頃にした方がいい!」って言っていたのを思い出す。なんであの時、みんながそう言っていたのか。その理由が今回、身をもって体験することができました。

新しい事を学ぶ時、必要な事は2つある

なにか自分の知らないことを学ぶとき、大切なことが2つあると言われています。

1つ目は、素直に考えられる”柔軟さ”です。

よくよく考えてみると、試験の問題というのはある一定の決まり事や概念があって『答えはこれだよね』っていうものを決めている。そしてその答えを当てにいくものですよね。つまり誰かが決めた一般的な常識を正解としているものが多い。

その常識と言われるものに対して、年齢とともに増えた経験値が邪魔になる。
問題に対して「いや、それは違うパターンもあるから」なんていうふうにツッコミを入れたり、本当かなぁって疑ってしまったりと。終いには別の答えまで自分で作ってしまう有様です。

そんなふうに、答えに対して問題を再定義してしまうようなことになり、柔軟さを失ってしまい素直に学べない。これはまさしく老害ですね。

2つ目は、体力
久々に机に向かって教科書を読んだり、問題集を解いたりしているともいのすごい疲れる。勉強を始めてから30分も経つと首や腰が痛くなり、その後は集中力もなくなってきます。

ジッと同じ態勢でいることが、こんなにも疲れることなのか。自分でも驚くほどの体力低下を実感しました。

だったら、もっと余裕を持って受験勉強すればいいんじゃない?
そんなふうに今更ながら、自分の計画性のなさに呆れてしまう。とはいえ、過ぎてしまってから後悔しても仕方がない。

合格率は例年で約30%と言われている。
正直、不合格は確定しているようなものだけど、自分を見つめ直すのには良い時間だった気がします。

年に1度しかない「土壌医」という資格試験。
また来年もチャレンジしてみようかな。

これを良い学びだったと思い、この知識を現場で活かせるようにしよう。


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受験体験記

料理への想い。食材への感謝の気持ち。 楽しく緩く、真剣に食べ物と向き合いたい。 そんな思いで執筆しています。 「いただきます」から明るい未来を創造する。その活動を模索して行きます。