HSCの娘の世界
HSCの娘に見える世界。
小学生の娘が授業を受けている時の感覚はどんな感じか。
彼女が教えてくれたことを今日は書いておこうと思います。
「長い動画の間に短編の動画がちょいちょい入ってくる感じ」と彼女は説明してくれました。
先生が話している間にA君がえんぴつを落とした、Bさんがくしゃみした、外から○○の音が聞こえる、など自分の目や耳にたくさんとび込んでくる感覚だそうです。そしてそれがどの順番で起こったかも後で説明できると言ってました。
また娘は小さい頃から狭い場所が好きでよく家でも自分の巣作りのように座布団やらいろいろなお気に入りのものを使って自分だけの空間を作ります。最近は毎日作ってます。
これは彼女の好きな遊びくらいに受け取っていたのですが、周りの情報がたくさん飛び込んでくる彼女にとって仕切られた狭い空間は安心するそうです。彼女にとっては音や周りの人の様子から解放される場所でもあるんですね。
自分の席を選ぶ時に端っこの席を好む人ってわりといると思うのですが、娘のような特性だと教室の席が真ん中であることはとてもしんどいようです。
情報の方から飛び込んでくる感覚。
自分から受け取りに行きたいわけではなくたくさんの音や見えるもの、雰囲気にエネルギーは使われていく。
学校には先生に怒られたことを翌日にはケロッと忘れてしまっている子もいれば、他の子が怒られている様子さえ自分のことのように感じてしまう子もいます。
人ってそれだけ一人ひとり違うものなんですね。
どこかは重なっていてもどこかは違う。
誰とも違う自分を自分で幸せにしてあげられるようになりたい。
娘だけでなく自分もそうあれるように。
明日も生きよう。
自分の価値は自分で決める。
ドラマ着飾る恋には理由があっての台詞より
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我が子は今日も自由に生きています。
子どもが不登校になったら。私たち家族の記録。苦しかった日々から見つけた場所は、何かにとらわれることもなく自分そのままでいられる、自分の好き…
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