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「梅の木」が好きな母の人間らしさ

「折り梅」という認知症がテーマの映画があります。吉行和子と原田美枝子出演の映画です。
折れた梅の再生力と認知症になっても生き方の再生ができる可能性をリンクさせたストーリーです。

お時間あれば、あらすじはネット検索でポチッとしていただけたら笑。
「梅」というと母を思い出します。今も元気にしてくれていますが笑。今日は母の話を。

母が梅を好きな理由は「寒さに耐えて健気に花を咲かせる強さが好き」と。それは私から観ると母そのものです。

私にとって母は母親として文句の付け所のない人です。

いつも感情は安定していて穏やかで、話はいつでもいつまでも聞いてくれて
家族を大切に生きてきてくれました。私のこれまでのnoteの投稿を見た方はあれ?と思われるかも…そう私と大違い笑

気づかれた方もいるかもしれませんが、私は母に憧れていたんです。

母みたいな母になりたいと。でもなれないし、なれないことを今は受け入れました。受け入れるまでは苦しかったです。自分は母親失格だって。

私には私らしい子育てがあることに気づくのに時間がかかりました。

ただ母も歳を重ね変化が出始めました。祖母の介護です。あんなににこやかで穏やかな母が、いらだったり祖母に怒ったり最初は驚きました。でも良かったと思うようになったんです。

「そんな母も人間らしくていいな」と

私はちょっとどこか痛いと
「痛い痛い痛い~~~」と周りを巻き込む甘ちゃんですが笑。

母は梅のように忍耐強い。本当につらいときにつらいって言えないタイプ。

だから昔の母とちょっと変わってきた今の母はもっと好きです。



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