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おすすめ本

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角田光代さんや小川糸さんの作品が特に好きです。
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#小説

【おすすめ本】エンド・オブ・ライフ〈医師はプロデューサー⁈「命の閉じ方」のレッスン〉

【おすすめ本】エンド・オブ・ライフ〈医師はプロデューサー⁈「命の閉じ方」のレッスン〉

著者:佐々 涼子
発行所:集英社インターナショナル

ノンフィクション作家の佐々涼子さんが2013年から2019年まで在宅医療で出会った人々について綴られた一冊

2017年に親友をがんで亡くしてから、私は「いかに死ぬか」ということは「いかに生きるか」をみつけることになるとずっと思っていた

そして、内側でもやもやしていたものがこの一冊によって晴れたように感じた。

著者の佐々さんが在宅医療につい

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【おすすめ本】流浪の月(るろうのつき)

【おすすめ本】流浪の月(るろうのつき)

著者:凪良ゆう(なぎら ゆう)
発行所:株式会社東京創元社

さまざまな愛のカタチが描かれた『流浪の月』

表紙には美味しそうなストロベリーアイスクリームの写真

表紙を開いたカバーのところには

~あなたと共にいることを、世界中のだれもが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたいーーー。~

という文章

甘く、

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【おすすめ本】ライオンのおやつ

【おすすめ本】ライオンのおやつ

著者:小川糸
発行所:ポプラ社

「ライオンのおやつ」の主人公は、ステージⅣの末期がんを患っている

重いテーマではあるけれど、瀬戸内の柑橘のようにさわやかなストーリー

死をみつめるということは、いかに生きるかということだと改めて痛感

丁寧に描かれる食小川糸さんの作品は、“食”がストーリーと密接に絡み合っている

そして、それらが鮮明に描かれる

まるで、自分も目の前にそれを見ているかのように

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【おすすめ本】ノースライト

【おすすめ本】ノースライト



著者:横山秀夫
発行所:新潮社
このミステリー作品の舞台は、東京・軽井沢・桐生・仙台・パリ。建築士自身が、建てたい家を思いのままに設計して完成させた。そんな夢のような依頼をしてきた客は、その家が完成した直後に失踪。そこに絡み合う人間模様。読み進めるうちに、どんどん引き込まれていきます。