こまち

FIREしました。自分を取り戻しながら日々思うことを綴っています。

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最近の記事

生きていることに意味などない

この言葉を最近よく耳に、 目にするようになりました。 少し前までは 生きがいを見つけよう やりたいことを仕事にしたら 人生は成功だ、などのスローガンばかりが 目に入ってきていた気がします。 生きていることに意味など無い という言葉は 以前から放たれていたのでしょうか。 その時のわたしが拾えなかった だけなのでしょうか。  知らずのうちに わたしが切に求めていた言葉 なのかもしれません。 先月母が突如入院し 生死の境目を目の当たりにしたことで あらわになったのかもしれま

    • ドキュメント72時間のひとびと

      ドキュメント72時間を見たあとは あぁ、ほんとにこのままでいいのだと  探しものがやっと見つかったときの様な 気持ちになります。 画面でインタビューに答える人たちは 静かであたたかく 誰もがその人だけの事情を抱えて 生活を送っていることを いつも私に思い出させてくれます。 毎回見るたびに この気持ちを忘れないようにしようと 画面の中で淡々と話すどこかの誰かを 仲間意識と少しの羨ましさが 混じった思いでじっと見つめます。 わたしがもしインタビューされたら あんな風に話

      • 世の中との同期

        どこで読んだのか忘れましたが 人は誰かと会ったらその2倍の時間は ひとりで過ごさなければならないと 書かれてありました。 著名な作家か詩人だったか わかりませんが 孤独についてというタイトルでした。 やっぱりそうなんだと 自分なりに以前から 感じていたことを 遠い国の偉い方に 断言してもらい 味方を得た気持ちになりました。 そうなると わたしは今まで毎日仕事で 何人もの人と 会ってきましたので 少なく見積もっても 10年はひとりで過ごしても いいのだなと 誰とも特に会

        • いつか必ずみんな

          先日の深夜から始まったNHkドラマ 『お別れホスピタル』を見ました。 タイトルは死ぬってどういうこと? 退院の見込みのない患者さんと 看護師との交流をもとに 死ぬことや生きることについてを 考えさせるドラマなのかと思います。 死に至る前の段階に訪れるであろう 苦しみや恐怖、老いることの刹那さが 殊更にゆっくりと進む物語によって 滲むように伝わってきました。 健康は当たり前ではないということ、 いつか必ず人は老いる、 そして死ぬということ。 そんなことはあちこちの雑誌や

        生きていることに意味などない

          無職の記号

          30代40代は何者かに ならなければいけない、 出世しなければいけない、 周りから認められる仕事を しなければいけないと がむしゃらに働いていました。 何者にもならなくていいんです。 なんの刑罰も受けません。 ノルマを達成できなかったとき、 死ななかったねと同僚と半分冗談、 でも半分は割と本気で安堵しあった ことを思いだします。 働かずに生きていること。 無職を恥じる気持ち。 わたしの場合ですが、 それは他人に自分を記号で 伝えないといけないときに、 生じます。 そ

          無職の記号

          退職の是非

          ふと心許なくなる時があるのですが そんな時は直ぐに自分に問いかけます 『じゃあ、もう一度あの会社で働きたい?』 確認する度に安堵し 自分との信頼のきずなを深めています

          退職の是非

          自分を大切に

          勤めていた頃、お昼ご飯はほとんど食べず デスクでお菓子をつまむか甘い缶コーヒーを飲んだりして空腹を誤魔化していました。 今は自分のために時間を取って お昼ご飯を作るようになりました。 先日、卵焼きを作っていたときに 味わったことのない充足を感じた 瞬間がありました。 そのとき初めて 自分を大切にするということが わかった気がしました。 エステやネイルに行っても わたしは自分を大切にしていると 思えたことはありませんでした。 今から思えば、 稼いだお金を投げるように使

          自分を大切に

          静寂で自由に

          会社を辞めて気づいたことが 幾つかあるのですが、 ひとつに静寂が好きだということでした。 長らく従事していた仕事は ザ・営業のイメージ通り、 朝から晩までお客様と話をし、 周りでは誰かが必ず喋っているというような 毎日がコールセンターパンクしてます 状態でした。 朝起きて夫におはようと言った後は 夫が帰宅するまで誰とも話しません。 音楽もテレビもYouTubeもつけずに 掃除をし洗濯をし本を読みます。 音が無い時間が私を解放してくれました。 自分が存在していることを 最

          静寂で自由に

          アラフィフです。20年続けた仕事辞めました。

          やめることを決めた理由 20年間仕事しかしていなかった といっても過言ではない人生でした。 体調を崩して一か月会社を休み、 いかに異常な生活をしていたかに 気づきました。 晴れた日に洗濯物を干せること、 食事をきちんと食べられること、 朝まで目が覚めずに眠れること、 あわない職場の人の声を 聴かないですむこと、 売りたくもないものを 売らずにすむこと 当たり前の日常生活が驚くほど幸せで。 自分の弱さや理不尽な上司や 職場の人間関係や 営業という仕事の過酷さが絡み合って

          アラフィフです。20年続けた仕事辞めました。