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MAGAZINE#04 人づくりを掲げるコクヨの人材育成投資の今を探る

みなさん、こんにちは。
コクヨ採用チームの渡邉です。

コクヨの新しい挑戦を特集する『KOKUYO CREATIVE MAGAZINE』第4回目は価値創造に向けた人づくりを重要視し、人材育成への投資を加速している
コクヨの人材育成体系についてお伝えしていきます。

そもそも、なぜ人材育成に投資が必要なのか?

コクヨの仕事は「はたらく・くらす・まなぶ」領域で、人の創造性を解放すること。そのために、これまでも文具や家具、オフィス空間で、人々の創造する力に寄り添い、サポートをしてきました。
この仕事を続ける中で、私たちが100年間大切にしてきたことは「共感共創」です。
お客さまの課題に共感し寄り添う、その解決のための仕事にお客さまが感動し、またコクヨのチャレンジを応援してくれる。このサイクルがこそが、コクヨが世の中に新しい体験を創造してきた根幹にあります。

コクヨの「共感共創」の歴史
コクヨの「共感共創」の歴史

そして、この実現を支えるのは、いつの時代もコクヨで働く人の力です。
一人ひとりが、自分の創造性を最大限発揮し、そして仲間の創造性も引き出す、仕事を通じたチャレンジを会社が後押しし、会社と社員の成長が繋がっていく、そんな環境を時代に合わせて構築しながら、「人づくり」を行なっていくことがコクヨの強みをさらに活かしていくには不可欠なのです。

人材育成投資の3つの方針

人材育成は、何かアクションをとれば明日には物凄い効果が出る、というような世界ではありません。そんな中で、ただ闇雲にお金や時間を投資していくのではなく、会社と社員のお互いが成長していくように、コクヨでは3つの領域を特に重要視して人材育成に投資を行なっています。

  1. 能力開発
    コクヨが中長期で成長するうえで、社員個々人のSKILLの習得とキャリアにおけるWILLの形成の両輪の成長を後押し、ビジネスリーダーシップを
    高めることを目的に様々な研修や成長プログラムを提供しています。

  2. 目標設定・評価
    働くうえで、社員が会社から一方的に業務や能力の成長目標を設定するのでは能動的に努力を積み重ねようというモチベーションが湧きにくくなってしまうものです。コクヨでは近年、上司・部下の対話を中心とした目標設定と年次に関係ない絶対評価を導入し、適切な目標設定・適正な評価をこれまで以上に重要視しています。

  3. 活用(配置登用)
    社員の配置登用については事業戦略に合わせた「適所適材」を意識的に行なっています。「適所適材」とは簡単にいうと、世の中をみて、コクヨが何をやるべきかを考えて、そのための実行体制を描いて、そこにチャレンジしたい社員が集まってきてもらえるような状態を創るということです。
    会社が「この仕事をやりなさい」と一方的に社員に押し付けるのではなく、「こういうことを会社はやりたいから、やってみたい人は手を挙げてほしい」とコミュニケーションするような関係性でこそ、社員一人ひとりも目標を掲げたり、能力開発のために行動するマインドセットを醸成しやすいと考えています。

キャリアセンターの設置により、組織的に社員の成長を後押し

上記で掲げた3つの人材育成投資を加速させながら、事業の課題解決と個人の成長を繋げること、社員一人ひとりの意思や能力を踏まえた個人起点での新しいチャレンジを後押ししていく組織として、2018年に「キャリアセンター」を設置し、運営を強化しています。

具体的には、社員一人ひとりが中長期的にコクヨでチャレンジしたい仕事や伸ばしたい能力を意思表明する「キャリアチャレンジ」という仕組みを活用しながら、専門アドバイザーによる個別キャリア面談を通じて、社員がキャリアや能力を伸ばす方向性を具体化していくことを行います。

こういったキャリアセンターのような会社と社員のハブになる仕組みも活用しながら、対話を通じて社員の意思を把握し、能力やキャリア等の人材データと合わせて適所適材の配置登用につなげていくことで、新たなチャレンジを後押ししやすくなることがポイントです。

社内復業制度 『20%チャレンジ』 の取り組み開始

2020年より、主体的なキャリア形成・能力向上、組織の活性化を後押しすることを目的として、自ら手をあげ、業務時間の20%程度を活用して他組織の業務にも参画する『20%チャレンジ(社内複業)』の取組みも開始しました。

具体的には、組織側の求人テーマに対し社員が応募し、求人先上司と人事でマッチングを行う方式で、期間は3〜12か月の範囲で運用しています。
最近では、社内復業制度を取り入れる企業も増えてきましたが、コクヨのように20%チャレンジでの取り組み成果や貢献も個人の実績評価に加味する形で運用するというルールを設けている企業は多くないと思います。

会社の本気度が伝わった部分もあり、 1期/2期を通じて118名の社員が、海外事業の市場調査や戦略推進支援、学びのデジタル化の未来を見据えた研究開発、社員の環境意識の向上等、所属事業や組織を跨いだテーマにチャレンジしてくれ、第3期では「ワーカーのキャリアアップを促す複業事業」の実証実験として、 社内だけでなく、社外複業による効果・サービス検証もスタートしました。

今後も生産性を高めながら現業の成果を落とさずに 「現業80%+新しいテーマ20%」の状態を目指し、業務工数を可視化しながら、本人・上司・人事で対話しながら、業務の見直しや軌道修正を進めていく予定です。

若年層に向けた『コクヨ マーケティング大学』の実施

マーケティング大学の概要
将来にわたってユニークな顧客価値を提供し続ける企業であるために、開発や企画に限らずバリューチェーンのあらゆる職種において重要な顧客起点マーケティングの基本姿勢を身に付ける場として、社会人経験3~12年目の若手層を対象とした、実践型プログラム。

マーケティング大学での講義中風景


2017年から取り組みを開始したマーケティング大学では、戦略・マーケティング手法について学んだ後、すぐに得た知識を使ってコクヨの新規事業企画案に落とし、外部の戦略プロフェッショナルによるコーチングを受けながら、約半年間チームで磨き上げ、最終的に経営に答申するプログラムを体験できます。

これまで、100名以上の若手社員がチャレンジし、開設から4年を経て、卒業生が伴走するメンター制度導入による学びのレベルアップ、卒業生の現業でのアウトプットの変化や新たなチャレンジに繋がる異動等、マーケティング大学を起点とした展開やアクションに繋がっています。

ここまで、読んで頂きありがとうございました。
コクヨの人材育成体系やさまざまな取り組みの様子が少しでも伝われば嬉しいです。大きな変革期にあるコクヨだからこそ、チャレンジや成長のチャンスはたくさんあります。
自分でキャリアオーナーシップを発揮していきたいという人は是非、一緒に成長していきましょう!


コクヨの採用公式noteでは、今後も様々な社員のインタビューやコクヨ
の取り組みを特集していく予定です。どうぞ、お楽しみに!
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