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【黒糖焼酎 蔵紹介】奄美大島開運酒造

こんにちは【黒糖焼酎飲もうでぃ!】前田“まえぴょん”秀樹です。

【黒糖焼酎 蔵紹介】今回は奄美大島 宇検村にある奄美大島開運酒造さんです。
※2021年8月17日、加筆しました。

(株)奄美大島開運酒造/あまみおおしまかいうんしゅぞう

創 業:昭和29年(1954年)
蔵人数:59人
代表者:渡 慶彦
杜 氏:高妻 淑三
HP:http://www.lento.co.jp/

歴史

1954年(昭和29年)前身である戸田酒造所が創業。
1996年(平成8年)ホテル業を営んでいた渡 博文氏が、後継者不在の同社より事業譲渡の相談を受け、出身地である宇検村で酒造業を興すことを決意。酒類製造免許を譲り受け、社名を奄美大島開運酒造に変更。
翌年、宇検村 湯湾(ゆわん)に最新設備を備えた工場を設立。
※2021年5月渡酒造(株)を吸収合併。
後発の小さな蔵としてスタートしたが、現在は黒糖焼酎の販売量でNo.1 に。

蔵の特徴

創業者の過疎が進む故郷に産業を興して村に携わる人を増やしたいという思いを具現化すべく、工場を中心にこの地域を[開運の郷]名付け「地域資源を活かした安全良質な農産物」「地域文化を踏まえた食品・食材の開発」「大自然の中で生きるという養生法」を兼ね備えた「食と養生の郷」として産業振興にも取り組んでいる。
初代杜氏の渡 悦美さんが女性ならではの視点で作り上げた主要銘柄「れんと」は、当時異例だったブルーのボトルを採用しするなど、女性が手に取りやすく飲みやすい銘柄として全国に広く知られる。


酒造りの特徴

仕込みに用いられる国立公園にも指定された湯湾岳山系の天然水は口当たりの良い軟水。
主要銘柄の「れんと」は、「味わい系」と「香り系」の二種類の酵母でできた減圧蒸留された原酒をブレンドすることにより“やさしく香ばしい甘さ”を醸し出し、タンクで熟成する際にクラシック音楽を聴かせる[音響熟成]という独自の手法で、さらりとした口当たりの飲みやすいお酒に仕上げられている。
また、全身の戸田酒造所の主要銘柄の名を受けついだ樫樽熟成の「紅さんご」や、地元宇検村の黒糖のみを使用し 毎年バレンタインの時期に発売される初留取り銘柄「FAU(ファウ)」などの銘柄も人気である。


主要銘柄

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れんと
紅さんご
FAU
    等


ひとこと

蔵として後発でありながらも、今では黒糖焼酎業界を牽引していく存在の奄美大島開運酒造さん。主要銘柄の「れんと」のイメージから“飲みやすいお酒を作る蔵”というイメージもあるかもしれませんが、樫樽熟成の「紅さんご」2021年TWSCにおいて「ベスト・オブ・ザ・ベスト」を受賞し、味わいの部分でもトップを走る存在です。
また単に業績を上げることだけではなく地元の産業振興にも力を注がれ、今後黒糖焼酎がもっと世に広めるには無くてはならない存在だと思います。
先日蔵に伺った時はコロナの影響で蔵見学ができなかったので、近い将来クラシックの流れる貯蔵部屋を訪れてみたいです。


いかがでしたでしょうか?
「もっとこういう事が知りたい」などの希望があれば、コメントしてください。

各蔵の紹介は下記の記事の一覧にリンクを紐づけていきますので、他の蔵紹介はそちらからどうぞ。

また、黒糖焼酎飲ファンが集う【奄美しまさけ ふぁん倶楽部】の第一期会員も募集中です!よろしくお願いします。

今回はこの辺で、次回もお楽しみに!

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