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大学での学びを終えて

今日、卒業論文の面接審査を終え、大学での学びがすべて終了しました。後日「文学研究の意義」のような題で記事を書こうと思っているので、その点については今回は触れません。

大学では大きく4分野について学びました。
①一般教養
②教職
③英語学・言語学・英米文学
④国際文化

①一般教養
本大学では一般教養科目をある程度履修しなければなりません(だいたいどこの大学もそうだと思いますが)。ということで、語学系・人文系・理数系(・体育系)と幅広く学びました。理系は普通にできないので、できそうな科目を選びました。「科学史」と「教養化学」です。「科学史」は歴史なのでまあいけるだろう、「教養化学」は「エネルギーと科学」という副題だったので面白そうだなと思い、履修を決めたわけです。「科学史」はいけました。しかし「教養化学」、これは手強かったです。エネルギーに関することをまったくやらず、私が習っていない高校化学を延々とやっていました。苦しかったです。難しいし。
第2外国語は「中国語」を選択しました。もうほとんど忘れました。が、語順や単語は何となく覚えているのである程度簡単な文なら理解できます。
「日本史」を履修し平安鎌倉期について考えたり、「外国文学(日中比較)」と履修していろいろな視点から古典を読み解いていったり、「日本文学と文化」を履修して狸と狐や幽霊について考えたり。楽しい授業も多かったので苦ではなかったです、ほとんど。すべてオンラインでしたが。

②教職
「教職入門」から「教育実践演習」まで31単位分。本当によく頑張ったなと思っています。しばらく教員にはなりませんが、この経験と免許は人生のどこかで必ず活きてくると信じています。教員になるのか、それとも福祉方面なのか、全く違う子どもと関わる何かなのか、それはわかりません。ただ、この経験をそのままにしない、放っておかないことを念頭にこれから先生きていくので、必ずどこかで使います。この理論とスキルは。教職の総括のようなものは「教育実習を終えて」の記事に書いてあると思うので是非ご覧ください。

③英語学・言語学・英米文学
私はあまりにも文学に傾倒しすぎていますが、「英語学概論」や「英語・言語学講義」、「応用言語学」、「英語史」で言語系にも触れています。それらを履修したうえで文学へ進むことを決めたので、食わず嫌いというわけではありません。これらの授業を受けて、今実際に活きていることもあります。塾の生徒に「英語の歴史は簡素化の歴史だから今が一番簡単なんだよ」と言うこともあります。こういうことを話していると、「あー、大学の授業活きてるな」と思うわけです。文学は省略します。

④国際文化
国際関係で最初に履修したのは昨年度の春、「国際文化協力」です。「その『協力』、押し付けじゃない?」とか「その論点、合ってる?」とか「文化財って誰のもの?」とか。考えたことのないことを考えさせられました。非常に興味深い授業でした。今年度は「異文化コミュニケーション論」を履修しました。「文化とは、国と国、人種と人種だけでなく個人と個人に相違が発生するものである」。まさにこれです。これもとても面白い授業で、学生の発表に多くのことを気づかされました。よかったです。

4年間、大学に通ってよかったです。心からそう思っています。大学に通わなかった人生があったとしたら、どれだけ質の悪い人生になったことでしょう。
これからの人生、4年間の学びをすべて活かせるよう、どうにか生きていきます。


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