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【自己紹介】私の正常な日常 〜または私は如何にして 漫画家を志すのを止めて ゲームクリエイターになったか〜


はじめに

私は都内のゲーム会社で企画屋(プランナー/ディレクター)をしている
国一(こくいち)と申します。名前だけでも覚えて帰ってください。
名前の由来は一番思い入れのある(?)道路「国道一号線」です。

これまではいくつかnoteに漫画を投稿していたのですが、このたび本格的にnoteを始めようと思い、筆を執りました。
というのも、最近私生活で色々と大きなイベントがあり、それについてnoteにノウハウを書けそうだなーと思ったのがキッカケです。

というわけで、自己紹介という名の自分語り
最後までお付き合いいただけますと幸いです。

簡単な自己紹介

私は現在、都内ゲーム会社でスマホゲームのディレクター/プランナーをしています。今の会社ではプランナーですが、以前の会社ではいくつかのスマホゲームのディレクターを経験しています。

※プランナーとディレクターの違いを簡単に説明しておきますと、ディレクターは映画で言うところの監督。プランナーはそのアシスタントのようなイメージです。ディレクターは、ゲームの責任者にあたります。

私がディレクターを勤めたゲームのうち、ユーザー登録者数300万人を超えて、大規模メディアミックスをしたものもあります。
月商も(ピー)億円いきました。がんばりましたね。

コンシューマーゲームしか無い時代では、ディレクターになるのに十年かかると言われていましたが、スマホゲームの興隆により若くてもディレクターになれるチャンスがたくさん生まれました。
私もご多分に漏れず、会社から大きなチャンスを与えられ、チャレンジさせてもらいました。
(そこそこ)成功できて良かったです。

ただ、最近はスマホゲームでもゲーム制作の難易度が爆上がりし、開発費も広告費も高騰しているので、そういうチャレンジは業界的にも少なくなってきたと思います。寂しいですね….。

とまあそんな感じで、そこそこ実績も出しつつ、ゲーム業界の端っこでそこそこ健康に生きている今日この頃です。

タイトルで言うところの正常な日常を送れています(昔は残業が数百時間とか、何十連勤とか、異常な日常を過ごしてました)。
労基万歳ですね。ありがとうございます。

最近あった大きな出来事

さて、私がnoteを本格的に始めようと思ったきっかけである大きな出来事は、以下の3つになります。

1)家を買った

はい、家を買いました。
都内ですが、一軒家ではありません。
「中古マンション+リノベーション」です。
これがまたQoL爆上がりで最高です!
理想のライフスタイルに合わせた家ができました!

これによって得られた知見やノウハウはnoteで発信できる情報だと思ったので、そのうち書きたいと思ってます。

2)子供が産まれた

はい、子供が産まれました。
女の子です。可愛い!天使!
今が生後半年くらいで、おかげさまで順調に育ってます。

ただ、私たち夫婦の両親はともに遠方在住なので、両親の助けがない状況での子育ては本当に大変です。せめて関東圏にいてくれればと何度思ったことか…。

そんな私たちが、コロナで在宅ワーク推奨中であるなど、色々な運に助けられながらも元気に楽しく生活できているノウハウなども、noteで発信できる情報だと思うので、これもそのうち書きます。

子育ては体力勝負の運ゲーでありながらも、知恵と工夫で楽はできます!

3)趣味で描いた漫画が賞を取った

はい、賞を取りました。
ヤングジャンプ 40周年漫画賞 WARKING部門 で入賞しました!やったね!
いやー、これは嬉しかったです。今でも嬉しい。

元々学生時代に漫画家を志していたのですが、なんやかんやあって(後述)そんな夢も忘れた社会人。それから仕事の合間をぬって、実に15年ぶりぐらいに本格的に漫画を描いたら、これが漫画賞をいただけました!
本当にありがとうございます!

「ぼくらのゲームの作り方」という漫画です。是非ご一読ください。

これに関しても、完全に自己満足ではありますが、この漫画の自己解説noteを書きたいと思ってます!

とまあそんな感じで、noteに書けるネタができたので、時間を見つけて書いていきます!

さて、決意表明も終わったところで、ここからようやくタイトルの回収にむかいます。
すなわち「漫画家を志していた学生時代から、それを諦めゲームクリエイターになるまで」です。

ここからは基本的に自分語りとなります。
自己紹介のフェイズはここまでで終わっていますので、興味の無い方はここまででも十分かと思います。
あとはまとめでも読んで、Twitterでつながってくれれば嬉しいです。

それでは続きは、興味のある方だけどうぞー


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1)自分の人生を決めた漫画

幼少期なんて誰も興味が無いと思うので飛ばしまして、私が小学2年生ぐらいの時、衝撃的な漫画が始まりました。

そう、日本が誇る国民的漫画【ワンピース】です。

私は愛知県の出身で、愛知県だと、親戚に一人は喫茶店を営んでいる人がいるんですね(偏見)。
で、当時から毎週その親戚の喫茶店に通って毎ジャンプを読むという生粋のジャンプっ子でした。

そんな時始まったワンピースに、小学生の私は心を奪われ、その魅力は私の将来までを決定づけるほどの魅力を持っていました。

それから狂ったようにワンピースにハマり、コミックスは模写しまくり、アニメは毎週録画し、お小遣いの限りをグッズに費やし、果ては同人誌にまで手を出しました(知識が無いので、同人誌を公式本だと思ってました)。

ワンピース、ひいてはジャンプ沼にハマった私は、そのままわかりやすく漫画家という道を志すことになりました。


2)そして漫画を描き始める

小学〜中学時代は落書きとして漫画の真似事しかしていなかったですが、高校に上がり本格的に漫画を描こうと決め、「WANTED(尾田栄一郎短編集)」と「ヘタッピ漫画研究所」をバイブルとし、せっせと漫画を描き初めました。目標はもちろん少年ジャンプ。

そして各先生方の短編集を買いあさって勉強し、名の知れた先生方はみな。高校時代には漫画賞(特に手塚賞)を取っていることに気付きました。
なので、自分もなんとか高校在学中に賞を取りたいなと思っていました。

高校1年生冬休みの時に初めて原稿を描きあげ、当時の天下一漫画賞(だったかな?)に応募し、「最終候補まであと一歩」として、本誌にペンネームが載りました。
名前だけの掲載でしたが、嬉しかったですね。初投稿でこれは悪くないぞ・と。しかし、学業や部活もそれなりに忙しく、1年生で描いたのはその一作だけでした。


3)2回目の投稿で初受賞!

そして高校2年の夏休みに、なんとか時間を見つけて2作目を描きあげました。それは魂を込めた自信作だったので、僕の目標である手塚賞に応募しました。

そうしたらなんと「最終候補」に残り、ジャンプ本誌に掲載しました!1コマだけですが、本当に嬉しかったですね。

実家に電話がかかってきたのですが、本当に受話器を持つ手が震えました。バクマンの気持ちがわかります。あれは手が震えます。
そして私にも担当がつき(当時のブリーチの担当の人でした)、これで漫画家への道が開かれた!と本気で思っていました。

しかし、それから私は、ピタッと漫画を描かなくなってしまいます…


4)かくして漫画家を諦めた

有頂天で漫画家への道が開かれた!と思っていた私ではありますが、その時は高校3年生。大学受験が始まる時でした。

美術大学に入りたくて予備校にも通い出し、同時に部活動も本格的に忙しくなり、漫画からは自然と離れていってしまいました…。

いや、それは言い訳ですね。

私は漫画に対する限界を感じたのです。
実際に漫画を描いてみてわかる、その大変さ・人生を懸けることのリスク
もし仮に漫画家になれたとして、漫画家でい続けられるのか?
漫画に魂を捧げるだけの熱意があるか?それだけの自信と覚悟があるか?
(バクマンは漫画家の本質に迫る、素晴らしいテーマの漫画でした)

自問自答しながらも、無事美術系大学に合格し、大学生活が始まりました。大学に入学してからも、ちょこちょこは漫画を描いていたんですよね。担当とも何度か打ち合わせもしてました。

ただ、しばらくして完全に漫画を描くことをやめてしまいました。
理由は至極単純です。

漫画を描くことよりも、大学生活が楽しかったんです。

初めての一人暮らし。初めての彼女。気の合う友人たち。適度に楽で楽しい実技授業…。

夢のような時間でした。本当の青春でした。
漫画のことなんて、完全に頭から無くなっていました。

そして、夢のような時間はあっという間に過ぎ去り、僕にも就職活動の時がやってきました。

この時、僕は漫画家という道は諦めつつも普通のサラリーマンになりたくないな、と思っていました。
若さゆえの傲慢さと自信過剰ですね。過ちではありませんが、認めて次の糧にします。大人の特権です。

そうして決めた就職先が【ゲーム業界】でした。

ここまで漫画についてばかり書いていましたが、ゲームにも人生を決定づけられるぐらい入れ込んでいました(これまた長くなるので、ゲームの話はまたいずれ)。

就職活動は大変でしたが、絵が得意だったのと、持ち前の元気とポジティブ精神で、なんとかプランナーとしてゲーム会社に雇っていただけました。その節はありがとうございます。


5)こうしてゲームクリエイターに!

以上です。
その後の活躍(?)は自己紹介に書いた通りです。

オチが弱い!w


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まとめ

私の自分語りをラノベタイトル風にまとめると
【ワンピースの面白さに衝撃を受けて漫画家を志していた只の大学生が、漫画を描いてた経験を活かして(?)ゲームクリエイターになった件】
というだけの話です。

2行でまとまる話を、2000文字で話してみました。1000倍希釈。

というわけで、長かった自己紹介も以上になります。

ここまで読んでくれた稀有な人はそういないと思いますが、
もしいたら、ツイッターでもフォローしてくれると嬉しいです!


それではまた!



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