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生きる上で大切なこと

「こんな大切なこと、もっと早く知りたかった。小学校低学年くらいから学校で教えてくれたら困らなかったのに。」

半年ほど前のことになります。
私が主宰するマインドフルネス瞑想会に参加された20代の女性が、瞑想会終了後に、ふっと呟かれた言葉です。

ホントにね、私もそう思うよ。
と答え、どうやったら実現できるか、案を考えてもらったのでした。

マインドフルネスストレス低減プログラム(MBSR)を構築したジョン・カバット・ジン博士は、ご著書のあとがきの中で、以下のように述べられています。

私は、小学生のうちに、”自分自身と、自分の思いは別なものである”ということ、そして”さまざまな思いが訪れ、去っていくのを観察し、決してそれに引きずられたり振り回されたりしないようにする”ということを教えるべきだと思います。
同じように、”呼吸というものは、ある意味で自分の味方であり、じっと観察しているだけで気持ちが落ちつくものだ”ということも教えるべきだと思います。
そして、"だたその場に存在しているだけということが、決して悪いことではない”ということ、”何かを達成しようとして、四六時中何かをしたり、闘ったりする必要はない”ということも教えるべきだと思っています。

『マインドフルネスストレス低減法』J・カバットジン


当Laboのメイン講座は、専門家向けの8週間プログラムです。
教育・心理・医療・福祉・学術・芸術・スポーツなどの分野ですでに活躍されている方々が対象です。受講後に、それぞれの専門領域でマインドフルネス道実践法を活用いただくことを目標にしており、学校の先生、子育てに関わる方々にこそ学んで欲しいと考えて活動しています。

これまで、高校や専門学校、短大、大学において、生徒・学生対象のセミナーを行う機会に恵まれてきました。

ある高校では、生徒と一緒に受講された先生方から、
「私たち教師にこそ必要な内容だった」
「職員研修でぜひやって欲しい」
というお声もいただき、とても励みになっています。

今後は、保育園や幼稚園、小・中学校の先生にもお伝えできるといいなぁと思っています。マインドフルネスは、セルフヘルプの方法ですので、先生たちご自身にもきっと役に立つものですし、大人たちが自分で実践した上で、子どもたちとの関わりの中で活かしていただけるのがベストだからです。

引き続き、セルフヘルプの方法として、自分の人生を生きる力を養う方法として、マインドフルネス道をお伝えしていきたいと思います。

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