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瑚心すくいの、エッセイ集2020-2    「私の小さな人生」陸上競技幅跳び

わたくし鈍足でした。なので基礎体力をつけるために何となく中学生で陸上部に入ったのです。

100m女子より遅い鈍足

陸上部の練習は軽いランニングから、ランニングフォームを整えるための100走をします。この時は早い遅いは関係ないです。綺麗なフォームを心がけます。腿上げ走、大股で走るストライド走は足回りの回転を良くする走法。

余談、私は成長期で1カ月で数センチ伸びた。でも伸びたのは腰より上だけで足は短いままだった。(なんでやねん、悲しい)

等々、身体があったまって来たらストレッチで筋肉を伸ばし酸素を筋肉に入れて怪我防止をします。

それでは練習の本番、(短距離選手)まずは30mや50mスタートダッシュを計何十本か。これしんどい1。スタートダッシュする時に空気抵抗をなるべく避けるため低い姿勢で何歩か走らないといけない。これが続くと体幹の弱さがモロに出てしまう。つまり転ぶ。

次にスピードを出してストライド走法確か70m走だったかな、足が短くても足が長く見える走法とも言える。勿論走る順番を待つ間に鉄棒懸垂、腹筋、腕立て伏せでフーフー言う。

それで70m走と100m走タイムトライアル。わたくし女性と走ってもなぜか勝ちを譲る超弱気な男の子。ホント。何故なのか分からないが中学1年生の頃は1位をとるのが嫌だった。

100mのタイムは18:20、もう遅いの何のってありゃしない。桐生君がゴールした時は、わたくしはまだ50M地点。

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それから半年、そして1年、転機が

毎日真面目にズルズル走り続けるわけです。確か半年位で100m16:00位で、1年後には14:00位で100mを走れました。それでも大会に出るようなタイムではありません。でも早く走る事に慣れてきたんです。

遅い時には気づかなかった50mを抜けようかとその時加速度がついて身体がスーッと前に出るのです。それで走ることが楽しくなって負けるのも隣の人間がわたくしより加速度が長く引き離されるからです。

ある日担当顧問から、お前バネがあるぞ!幅跳びもやれや。てなわけで基礎練習が終わったら幅跳びの練習場へ、スタコラサッサ、と。なんでかなも考えず、

これから人生が面白くなる

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走り幅跳び

オリンピックや世界陸上でお馴染みの走り幅跳び。日本記録で8m40、世界記録で8m95、日本高校生で8m12、とまあ観ている方は一瞬ですが、これだけ飛べば気持ちいいですよ。

遠くへ飛ぶと言う事は、高くも飛ばないといけません。だから気持ちいいんです。そうですが、中学生の僕ちゃんそんなの跳べるわけないじゃあーりませんか。で最初は記録より「跳び方」の練習。

最初は「反りとび」両手を斜め左右に広げて(それで走り始めたらただのバカですよ〜。タイタニックですよー。)、やく40mをダッシュしてきてジャンプする時に両手を広げ、膝から下を後ろに回して着地寸前に両手も両脚も精一杯前に伸ばします。

幅跳びは飛ぶ直前にジャンプ板に歩幅を合わしてはいけません。折角の助走スピードが減速するからです。ですから全力スピードで何歩掛かるかを計算し体で覚えるのです。

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幅跳びの練習

大会では幅跳びには5回位ジャンプできるチャンスがあります。でも40mを5回全力で繰り返すのはたとえ休憩があっても走力が落ちるので後半は助走の距離を短めにして最小の力で最大の力をだすのです。

だいたい前半は35mから40m、後半は25mから30m位です。ただうちの中学の顧問はジャンプ板から跳躍した所にハードルを置くのです。丁度ハードル上で45°になる感じ(例えば礼儀正しい受付のサラリーマンが45° の角度でお辞儀をして、そこに飛び乗るイメージ。うーそ。冗談です。)

途中で跳ぶのをやめるとハードルがボディブローになり失敗するとハードルに足が引っ掛かり砂場に顔面をドバッと打ち付けてしまうのです。後はハードルを蹴る。でもこれ痛い。ですからハードルを置かれ日にゃ渾身の力でジャンプ!これを繰り返すたびに「ハードル」を無事越えますように真剣。最初の頃は4m20程度(小学生レベル)、あっそうそう、これ45年前の話ですからね。

それから半年で4m80位で陸上強豪県静岡県から大阪府の新設校に転校します。それからの話は瑚心すくいの自己紹介プロフィール記事で、だらしない陸上部キャプテンになってしまうのでした。以降記録は伸びません。測ってないので。だははっ

ついに私も高校生

当然、陸上部にはいりました。ただその高校体育科があって各学年2クラスずつ昼からクラブ活動に入るのです。部室で着替えようとすると、先輩方が「ここは着替えるところ違うんじゃ、タバコ吸うところじゃ」…怖いじゃあーりませんか。

でもなんとかついていってました。言うの忘れてましたけど、中学生の時に短距離走を400m走に変えて、この二つの練習でした。幅跳びはハードルを片足ずつ一気に10台ケンケンしたり、後は同じような事してました。これも怖い。よくひっかっかって足を痛める。そこ、弁慶の泣き所。

400mこれがまた面白い。400mは最初の200mのスピードダッシュの練習がキツかった。でも最初の100mは90%くらいに抑えて持久力を維持すつ150m暗いから100%に徐々にシフトチェンジ。

残り200mはそのまま全速力。で400mゴール。なんとか頑張ったが、とその後中学生から痛めていた神経性十二指腸潰瘍が悪化して、仕方なくドクターストップ。合唱部へ転部とあいなるわけでございまする。

1年生に体育の授業があって100mが12:40、幅跳びが5m70、3年生まで続けていられたらもうちょっとは記録伸びたでしょうね。

最後に

本日点滴はずれました。自由だあー❗️さあ暴れるぞ(なんで?)これ書いてる途中でリハビリがあった。階段登り下り人間老化早い。チャッチャッ!
(瑚心すくい)







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