好きなことを好きと言える時代
去年あたりからYouTubeや某SNSやらを見ていて「へえ。」ってなることが増えた。
何も考えずにぼーっと見れるとか、おしゃれな人の私生活を見て焦るとか、そんなゆるさが主流だった気がしたのに。
「知る楽しさ」「知識が増える喜び」
を求めている自分がいる。
YouTubeやSNSは暇つぶしの一貫だったのに。いつの間にかその場所が学びの宝庫へ。
自分の「知りたい願望」にピッタリと寄り添ってくれる。
これってなんだろう。
で、気づいちゃった。
オタク勢の猛威に。
「オタク」って今もう言わないのかな。昔のイメージだとオタクって「アイドルオタク」とか「アニメオタク」とか、アキバ系。異次元の世界。
でも今って、普通にジャニーズの子が「アニメオタクです!」って堂々と言っちゃうし、漫画もアニメも社会現象になるくらいみんなが夢中になってる。コスプレだってもはや日本の文化。
めっちゃ明るいオタク文化。
漫画やアニメ以外にもそういうオタクな風潮は感じていて。「○○沼」とか「○○垢」とか何か一つの分野で熱く語ってる人、楽しんでる人、最近すごく多い気がする。
ピアノをただ弾きまくる動画とか、ヨガ、英語、美容、本の紹介、料理、ゲーム実況…あげだしたらキリない。(自分の見ているチャンネルやサイトがダダモレねw)
そんな好きを究極に突き詰めた人たちが溢れている。
そういう人たちから発せられる言葉の数々は説得力があるし、信頼できる。素直に耳を傾けられる。この○○のエキスパートのこの人が言ってんだから間違いない!みたいな。どんなに偉い人が言うことより、どんなに有名な人がオススメするものより、その道のエキスパート達の声を聞く。
好きなことがそのまま仕事に繋がっていくパターンって、もはやそれ才能。みんながそうはなれないし、それだけじゃ世の中回っていかないけど、だからこそ「コレ好き」を持っている人って、羨ましい。
「え、やば。めっちゃ語ってる。キモ。」
って言ってた時代。あれ、なんだったんだろう。それを笑いにしてたとこもあったし、避けるじゃないけど自分とはちょっと感覚違うかも、って思ってた。自分とは違う世界観を持ってる人に対して違和感を感じてた。というか、普通の基準を勝手に決めつけていたのかもしれない。
わたしが青春真っ盛りの学生時代にはそんな、何かを熱く語るとか、夢中になってオタク気味、とか皆無だったように思う。
狭い狭い、学生ワールドの四天王は
スポーツができる。頭がいい。かっこいい。かわいい。
以上です。
それ花男ですか?って。
でもその当時はそれが普通だった。
ごくごく平凡に人生過ごしてきたわたしからしてみたら、専門的に語っちゃう人たち見ると尻込みしちゃう。それ、わたしも好きだけどそこまで語れる知識はない…みたいなこと往々にしてあるよ。
好きを突き詰めると周りを寄せ付けないくらいのパワーがあって、勢いがあって。初めは邪険にされても根気強く続けていれば必ず誰かが見ていてくれて、評価してくれる。もう誰もバカになんかしなくなる。極めれば無敵。
大人になって学校に通わなくなって、子供を産んで専業主婦になって、さてわたしの承認欲求はどこで満たせばいいのでしょう。他人からの評価って必要ですか。専業主婦は社会から取り残されてますか。自己肯定感を高めるには何をしたらいいですか。人付き合いってなんですか。
そんなことをぐるぐる考え始めた2020年でした。
でも今日ふと思ったのです。
「好きを持とう」
それがたとえお金にならなくても、誰の目にも触れることがなくても、
「好きを持ってると強い」
なにか一つでもいいから夢中になれることを探してみよう。
好きなことを幸せそうにキラキラと語ってくれる彼らみたいに。
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