海外ドラマの憧れ
あれはわたしが小学生のころ。
NHK教育テレビ(現Eテレ)で夕方に放送されていた
『フルハウス』という海外ドラマ。
わたしはそのドラマが本当に好きだった。
テレビに映るその「外国人」は
あまりにも愉快で、家族愛に溢れていた。
小学生ながら涙したのも覚えてる。
家族っていいなって思わせてくれた。
そのドラマの舞台となっているのが
アメリカ、サンフランシスコ。
昨年の夏、念願叶って初上陸を果たした。
タッ、タ、タラララ~♪
オープニングで流れるあのシーン。
『フルハウス』といえばこのゴールデンゲートブリッジ。
初めて目にするその姿。
感情を表すいい形容詞が見つからなかった。
とにかく「エモかった」のは間違いない。
これもまた『フルハウス』のオープニングでは有名な場所。
日本で生まれ、日本で育ち
世界は日本でまわっていると思い込んでいたw
アメリカなんて、世界なんて、自分には関係ないと。
少なくともこのドラマを見ていた小学生の頃の自分には
到底想像もつかない国だったことは確かだ。
それがいざこの足で、アメリカの地に降り立つと
圧倒的パワーの差を見せつけられる。
自分の住んでいた世界以外を知ると
自分とはなにかね?が課題となって突きつけられる。
テレビで見ていた遠い国のあの場所が
繋がった瞬間。
ゴールデンゲートブリッジ様から
こんな声が聞こえてきそうな気がした。
「君はそんなかんじで僕に会いに来たの?」と。
設定が男なのはただの妄想w
でも明らかに憧れの「君」に会ってしまった感が否めない。
変わらずに、ずっとそこにいてくれて
憧れの「君」でい続けてくれてありがとう。
他人から見たらただの橋だが
思い入れが強いと橋一つで小説が書けそうな熱量があるものだ。
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