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フットケア。医療とケアの境界線は?

健美食の専門家KOTOMIです。
足のお悩み専門サロンをしており
年間で2000人ほどの足を視させて頂いおりてます。

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「なぜこの仕事を選んだの?」

とお客様によく聞かれます。私は、お客様に正直にいつも同じことを話します。「会社員から独立をするなら、仕事におけるポイントは私の場合『ありがとう』の言葉がもらえる仕事を一生することでした。それと20年間の会社員時代に提案営業をしていた自分の力試しにニッチな市場で勝負してみたかったからです。」と話します。
でも、実はこれは序章です。次いで「ヨーロッパでは・・・。」とフットケアの歴史から今の日本における役割や必要性を話していくことをします。この話は長くなるので、話し言葉ではなく、文章にしてお伝えします。

■健康寿命を延ばすお手伝い

皆さんもご存じの通り日本は高齢化が進んでいます。2025年には、総人口の65歳以上の高齢者が全人口に占める割合は30%を越すと予想されています。高齢化が進むことにより、懸念されることがが社会保険制度の破綻です。最近は、外出自粛によりセルフケアの意識が少し高まり、むやみに病院に行く人が減っていますね。2020年1~3月は、インフルエンザが前年よりも激減したようです。それでも、この現象は一時的なもので、徐々にまた病院通いの方は増えていくと思われます。それと共に今後、また起きるであろう、世界的な伝染病などを考えると医療費が年々増加することが予想されます。

10数年前にこの社会保険制度の危機から対策として誕生したのが『健康寿命を延ばす』働きです。国として取り組むようになった中にフットケアも入っています。生活の質(QOL)の維持・向上を図っていく必要性がとようやく動き出した日本です。私が開業した6年前は、店舗の近隣の方から「何をしてくれるところなの?」「ネイルサロンなの?」とたくさん質問をうけました。まだまだ、珍しい事業です。今でもフットケア情報や施術をしてくれる場所が少ないことを感じます。当店の1ヶ月の来店者の3割は、飛行機や新幹線など遠方のお客様です。靴を履く文化が、ヨーロッパから入ってきてもう100年以上経つのにまだ日本には足のケアや情報が追いついていないのが現状です。

ここで、ちょっと余談です。
WEBライターとしても活動をしている私ですが、このフットケアもしかりすべて「使命感」「責任感」が強かったので続いていると思います。会社員時代も今も変わらない仕事への取り組む考え方は、私でないといけない仕事=ご指名をもらえるようなパフォーマンスの仕方です。もちろん、それが会社員時代は尖って(良くも悪くも)使いずらい社員だったと思います。WEBライターの仕事をするきっかけも、相手が軽く話してきた「売れない商品をどうやって売ろうか?」でした。相手は気軽に話したことでも、私はいつも全力で解答するのがモットーです。それが、今繋がってるwebライターの仕事です。フットケアの仕事もその使命感、責任感、全力で取り組む3つが相まって成功していると思います。

さて、話は戻ります。認知度の低いフットケアの仕事はまだまだ、一般の方にわかりやすく伝えていかなくてはならないことが沢山あります。

■医療行為ではないのか?

当店に問い合わせの電話で「保険証はいりますか?」「どんなカテゴリーの事業になるのですか?」などを聞かれます。医療ではないので、保険証はいりません。カテゴリーはリラクゼーションとなります。

■爪切りは、医療行為ではないのですか?

医療行為とは、医師法の第17条に規定「医師でなければ医業をなしてはならない」と記載されています。この理解としては、医師(看護師も含む)免許を持っていない人は医療行為を行うことができないと法律で定められているのです。(厚生労働省 資料より)ちなみに私たちセラピストがする足をなでるケアは、マッサージとよんではいけません。マッサージとつくものをしていいのは、国家資格のある柔道整復師などです。

~医療行為でないもの~

体温測定  自動血圧測定器による計測
口腔ケア  小さな切り傷の処置
耳掃除   爪切り

介護されたいる人の行為をイメージしてもらうとわかりやすいです。


■巻き爪は医療い行為でないのですか?

爪切りは身近なところでも見受けるこちが多いのでまだわかりやすいです。でも、巻き爪のケアは、一般の方からみるとフットケアの中でも難易度が高いケアに思われているようです。(下記参照 初回、巻き爪が重度過ぎで爪が肥厚爪にみえてきた症例、2年半でようやく巻き爪が広がってきた写真)

https://twitter.com/TK975HPd16Sk6TK/status/1138274586573697025/photo/1

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■医療とケアの境目とは?

医療とケアの境界線は、わかりやすく言うと出血を伴うものは医療行為です。巻き爪でもご来店の際に血がにじんでいたり、化膿している場合は、受付けてません。病院では、巻き爪矯正と呼びますが、私たちセラピストは、巻き爪のケアです。

私は、医療行為と予防をするケアはこれから先も並行して進んでいくことを望みます。当店は、通われてるお客様の中に医師の方もおられます。医師のお客様が「痛みを取ることや薬が出るような病気を治すところが病院。それ以外は、民間のお店に任せるのが理想なんですがね。」と皆さん口を揃えて言います。私がフットケア情報開示は、いつもコンプライアンスを意識して医師のお客様に確認をしたりしながらアウトプットしています。

日本人も早く予防の意識を高く持つ社会になることを期待します!


美容以外にも食に対しても貪欲です!
Instagramものぞいてみて下さい。
https://www.instagram.com/invites/contact/?i=xlbg9exph3yk&utm_content=wwxiap







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フットケアはまだ日本では確立されてない業界です。たくさんの方に情報を共有してもらうために啓蒙活動に役立てていきます。