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怖いと思う感情の先には、知らないがある。

「恐怖」
 
について。
 
アランの幸福論から引用させていただきます。
 
古代紀元前の、アレクサンドロス大王の話です。
 
「ブケパロス」という、
見事な名馬であったが、
人が乗ると、暴れ、誰も乗りこなすことが出来ない馬がいた。
 
その名馬を見て、
アレキサンドロスは、
「この馬を乗りこなせたら、僕にこの馬をください。」
と王に頼み、了解を得る。
 
周囲の者は、
「誰も乗りこなせないのだから、アレキサンドロスにも無理だろう」
とたかをくくっていた。
 
すると、
アレキサンドロスは、
ブケパロスの目をじ~っと見て、
 
馬の頭を太陽の方向に向けて、
ブケパロスに颯爽とまたがり、
馬を操ったという。
 
王が、
「なぜ、お前は、誰も手なずけられなかった、この馬を
操ることが出来たんだ?」
と尋ねると、
 
アレキサンドロスは、
「この馬は、自分の影に怯えていただけです。
影を見せないように乗りこなせば、何の問題もありません。」
と答えたという。
 
と、
最初の話が長かったですが・・・( ̄▽ ̄;)
 
名馬に対して、
人々は、恐怖を感じていた。
 
なぜ?
 
それは、原因が分からなかったから。
 
そして、暴れ馬だという烙印を押した。
 
暴れ馬に対して恐怖を感じていた。
 
 
人が恐怖を感じるのは、
知らない事だからです。

その恐怖から逃れるために、
人は、何らかの理由を探して。
納得する。

馬に対しては、
「暴れ馬」
という烙印を押すことで、人は納得しようとした。
 
 
ウイルスでいえば、
コロナもウイルスですが、
インフルエンザもウイルス。
 
でも、インフルエンザが怖く感じられないのは、
知っているから。
かかったことがあったり、
かかっている人を知っていたりするから。
 
コロナが怖いのは、
知らないから。
 
 
極端な話でいえば、
死が怖いのは、
死というものを知らないから。
死んだ人から話を聞いたことがないから。
 
 
コロナウイルスで、
様々な影響が出ていますが、
 
こういう時こそ、勉強って
必要だなと思うのです。
 
学校でやっている勉強よりも、もっと大事。
 
小学生だって、中学生だって、高校生だって、
みんな、コロナウイルスのことを調べることが出来るはず。
 
皆が、コロナウイルスについて、勉強して、
正しい理解をするようになれば、
正しい意味で、恐怖することが出来るし。
対策だってたてることが出来る。

他人任せにしない。
問題解決の方法を探す。

という、本当の勉強の意味が、よく分かるのではないかなと思う。
 
カリキュラムだけが、勉強じゃない。
こういう時こそ、本当の勉強が出来るチャンスなんだけどな・・・。
と、ふと思う今日この頃・・・。


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