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夏の朝こそ、味噌汁。

毎日暑いですね。今日は、私の最近の流行りの味噌汁についてご紹介します。・・・と思ったら前回も味噌汁の記事を書いていました。ものすごく、味噌汁好きの人みたい。でも、実際、好きです。冬はもちろん、夏も、朝ごはんには味噌汁を飲みます。

夏の朝こそ、味噌汁

こう暑い日が続くと、ついすっきりと冷たいものを欲しくなります。でも、冷たい食べ物や飲み物は、実は胃腸にとってはかなり負担のかかるもの。ふだん36℃くらいの体温の中で働いている内臓なのですから、急に氷の入った冷たい飲み物や食べ物がたくさん注ぎ込まれると、胃腸は一気に冷やされて動きが悪くなってしまいます。消化酵素も、体温付近でよく働くようになっていますから、冷えるとうまく働きません。夏バテで食欲がないと、冷たいあっさりしたそうめんなどで済ませがちですが、疲れた胃腸がさらに冷やされて余計働きが悪くなり、さらに体調が悪くなるという悪循環になってしまうことも。

さらに朝は、寝ている間に汗をかいて失っている水分をしっかり補うことが大切です。暑い外に出かける前に、しっかり水分と塩分を補っておくことが、熱中症対策には重要。そんなときこそ、味噌汁。塩分と水分が両方取れる上に、温かい状態で飲むと寝起きの胃腸が温まり、しっかりと動き出します。

夏のおすすめ、トマトのお味噌汁

そして、暑い夏の朝のおすすめはトマトの味噌汁!トマトと味噌汁、あまりなじみがない方もおられるかもしれませんが、実はこれかなりおいしいコンビです。トマトのさわやかな酸味が効いて、夏でも食べやすく、しかもうまみがものすごく強く感じられます。

調べてみると、トマトはうまみ成分のグルタミン酸がたっぷり含まれていて、これは味噌にも含まれているので、一緒にとると相乗効果でうまみが倍増するとのこと。

なおかつ、トマトに多く含まれる、抗酸化作用をもつリコピンは、加熱したほうが吸収率が上がるそう。やっぱり味噌汁、いいこと尽くし。


玉ねぎとトマトの味噌汁。赤色で見た目にも元気がでます。

私はふだん昆布だしで味噌汁を作っているのですが、それに、スライスした玉ねぎと、ダイス状にカットしたトマト(種、皮もぜんぶ)をほおりこみ、くつくつさせて、トマトがとろりとなったところで味噌を溶かして出来上がりです。ついでに鰹節もあれば、最後にパラパラ振りかけます。これでイノシン酸のうまみ成分まで入って、もう、うまみだらけの最高の味噌汁のできあがりです。

あ、朝はぜったいパン食!というかたは、スープにしてもいいですし、トマト味噌汁は、パンにも案外合いますよ~。豆乳などをいれるとさらにまろやかになり、ミソスープ、ぽくなります。

トマトの薬膳

トマトの薬膳効果には、以下のようなものがあります。

・生津止渇(せいしんしかつ):水分を補い、渇きをうるおす。
・健胃消食(けんいしょうしょく):食欲を高め、消化を促進する。
・解暑清熱(げしょせいねつ):体にこもった余分な熱を冷ます。

などなど。かなり今の季節に役立ってくれそうな効果ばかり。ちなみに、体の余分な熱をとり、冷やすという効果があるのですが、味噌汁の場合は温かい状態でいただくので、もともと冷え症のかたでも大丈夫ですよ!

まだまだ暑い日が続きますので、どうぞ皆様ご自愛ください。
こころからだ漢方
natsume

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