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雪の日にできること


東京の雪予報

東京に来てこれまでも雪予報の日はあった。実際に降った日もあった。でも期待するほど降るという日はなかった。記録として自分で写真で撮っていた日は偶然にも2年前の今日と同じ日だった。この日は仕事終わりに少し新宿に寄って写真を撮っていたようだった。

2022.2.10
2022.2.10

今年の1月に雪予報の日があった。でもその日は東京にいなかった。2月にもう1度雪予報があった。今回はそれまでよりも大雪になるのではと予報が出ていた。そこそこに期待しつつ、またそこまで降らないのかもなと期待しすぎないように気をつけていた。


2024.2.5 大雪予報


朝や昼間は、確かに雪が降りそうな空気の匂いがしていた。元々雪国に住んでいたから、雪の匂いと雪が降る前の匂いもなんとなく覚えていた。確かに今日は降るかもしれないなと思っていた。午後になって、結構本当に期待通りに雪が降ってきた。地元の雪よりも湿った雪で、ひどく乾燥している東京には結構な湿度だった。

いつも遊んでくれるお友達 ( 海音さん ) と声を掛け合って、夜に東京の西で夜の雪写真を撮らせてもらえることになった。なんとなくそうしたかったので、カメラとストロボとバッテリーは持ってきていたのでよかった。


東京の雪 湿度の滴り


F2.5 1/100 ISO1250


F2.5 1/100 ISO4000


F2.5 1/100 ISO5000
F1.4 1/100 ISO5000
F1.2 1/100 ISO3200
F1.4 1/80 ISO6400
F1.2 1/250 ISO6400
F1.2 1/100 ISO2000


写真の反省と感想

ボディは富士フイルムのX-Pro3、レンズはNOKTON 35mm F1.2、ストロボはGodox TT350Fで制御はTTLに任せ、補正を-0.3~-1あたりで調整しつつ。
雪が降る中、途中から冷たい雨に変わっている中でカメラの操作をしつつ写真として気持ちがいいところを探しながら撮らせていただきつつ、もちろん自分でも雪を楽しみつつ。まだまだカメラ操作者としても余裕を持って撮れていない場面が多く、ほどほど反省をした。もう少し無意識に目を閉じていても操作ができるくらいに慣れていた方がよかったと思う。ピントを自分で操作して合わせるレンズだったため、左手で傘を刺しながら右手でカメラを持ち、薬指でピントリングを操作する、みたいな、猫の手も借りたい状況だった。序盤はピントズレが怖くて開放から少し絞っていたがそれでも寒い環境も相まって歯痒い状況だった。ストロボのおかげで露出・光量はあまり気にせず撮れたのが幸いだった。このストロボもクリップオンの中は下の上くらいの光量だったがサイズ的にこれ以上の持ち歩きは難しい。換算50mm単焦点で全身を入れてもなんとか自分にとっては十分な光量ということが分かってよかった。焦点距離も色々試してきているが最終的に換算50mmが1番扱いやすく自分の好みであることは写真を始めて2年で当初からほとんど変わらない。後半はF1.2~1.8あたりまで明け雪とストロボが反応した光源を活かした楽しみができてそこも併せてよかった。

Pro3の防塵防滴と耐候性はさすがで、レンズもその性能がなかったとしても十分頑張ってくれて、ストロボも小さいながらよくやってくれた。ありがたい。

far

雪、諦めないで

雪の中で写真を撮ること、今年は諦めなくてよかった。去年はどこか行動力や元気がなく、情熱もなく撮れていなかった。今年はほどほどに色々諦めつつ、元気がないにしても情熱があって、苦手な人間との関わり、みたいなことも頑張ってみることを続けていてよかったように思う。雪でそういうことを思うのは少し面白かった。それまでに人間関係があまりよろしくなかったとかそういうことではないにして、誰かと関わりながら生きていく、みたいなことは頑張って続けることを諦めては、あまりよくないのだなとぼんやりと考えた。来年の雪も楽しみで、今年もまだタイミングがあれば雪をまだまだ見たい。本当は雪に飛び込みたかった。
来年はそうしよう。






夏はアイス、秋は焼き芋、冬はおでん、春はさくらもちを食べます