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22歳が感じたケニアでのコミュニティハウス「JENGA」の必要性とは?

こんにちは。こころです!
私のNoteを覗きに来ていただきありがとうございます!

現在、私はケニアのナイロビに位置するコミュニティハウス『JENGA』(通称、JENGA HOUSE)の代表を務めさせていただいてます。

JENGA HOUSEは2023年6月にトライアルとしてプレオープンしたコミュニティハウスで、今までに宿泊場所・コワーキング・ミートアップなどを提供してきました。

JENGA HOUSEの発足の背景や発起人「横山裕司」(以下、凡さん)の経験・想いは以下のリンクからチェックして見てください!

運営主体は一般社団法人アフリカクエスト、運営サポートはAXCEL AFRICAが行っています。

私は2023年10月より半年間AXCEL AFRICAのインターンとして現地の運営を行ってきましたが、現在はJENGA HOUSEの代表として奮闘中です🔥

今回は私の今までのお話とその経験を経てなぜJENGA HOUSEが必要だと感じているのかを少しお話します。

目次:4年間の私のお話


自分の話ばっかりになって退屈かもしれませんが、最後まで読んでいただけると嬉しく思います!

1. アフリカ初心者時代

新型コロナウイルスが流行り、どこへも行けなくなった2020年大学1回生。

ふと、小学生の時にテレビで見た「南スーダン・ソマリアの難民特集」をきっかけに小さい頃からアフリカに興味を持っていたことを思い出しました。

小学校の時に描いた将来の夢

それから少しずつではありますが、現地のアフリカ情報や各国の歴史や文化の違いはどんなものなのか調べていくようになりました。

しかし、

「え、どこから調べたら良いの?情報の正誤がわからない…。」

これがアフリカの情報を調べているときに最初に感じたことです。
コロナの影響で、どこのサイトを見てもコロナ以前の2017年・2018年のもので情報が止まっていたり、情報は載っているが散在していたりと情報を得ることにとても時間がかかりました。

そして、実際にアフリカに渡航した人のお話を聞いてみたいと思っても中々巡り合えず、右も左も分からない状態でした。

数少ないアフリカ関連のイベントを見つけては参加をし、そこで情報を得るなど地道なことをやっていきました。

2. アフリカへの初めての挫折

私の大学ではプログラムの一貫で海外留学に行けるため留学先にケニアの大学を希望しました。

しかしながら、

アフリカは行くべきところではない。女の子が行く場所じゃないし、まだ若すぎるから大人になってから行くのがいいんだよ。

初めて自分がやってみたかったことを否定されました。

その時に言われた言葉がショックで「女の子だから」とか「まだ若いから」の理由で行けないなんてことがあるのかと、とても悔しい思いをしたのを覚えています。

Instagramに当時投稿したポスト


3. ついに初のアフリカ渡航!?

その後も自分自身でも色々調べ、想像でしか知らないアフリカに行って自分の目で現地を見てみたいと思い、2年後の2022年留学期間の夏休みにタンザニア・ケニアのどちらかで現地インターンに参加しようと試みました。

しかしながら、またしても安全面の問題で大学からの許可が下りず、断念。。。

初のアフリカ渡航はインターンではなく、現地を知っている日本人が運営するツアープログラムで行こうと思い、その夏にア福リカさんの「ドドドローカル旅 in タンザニア」に参加してタンザニアに渡航しました。

ホストファミリーと
オーダーメイドで作ってもらったアフリカ布を着て撮影!


ツアー内では、現地の人と一緒に衣食住を共にし、現地の人の暮らしや考えなどを体感しました。
Wi-Fiも電気もなく自給自足で中々にドドローカルな2週間でした。初のアフリカをこのプログラムで行けたのはありがたかったと今でも思います。

渡航して感じたことは、自分自身もまだまだアフリカ現地について知らないことが多く、その状態だと周りの方に話しても興味を湧いてもらえないし、「アフリカは危ないところだ」という認識で終わっているのは当たり前だということです。

もっと現地について理解し、すでにアフリカで活動している人と繋がりたいと思い、2022年10月から日本でのインターンを一般社団法人アフリカクエストで開始しました。

4. 日本でアフリカクエストインターンを始めてから…

一般社団法人アフリカクエストは日本とアフリカを繋げ、アフリカに挑戦したい日本人を応援する取り組みとしてWebメディアやイベント開催、コミュニティ運営などを日本で行っています。

私は主にアフリカに挑戦したい日本人を応援するためのオンラインコミュニティ「Africa Quest Innovation HUB (AI-HUB)」の運営やアフリカに関連する方をゲストに迎えて交流会&勉強会を行う「Africa Business LAB」の企画などを担当しています。

AI-HUB内では勉強会も開催しており、参加者の方が知りたい内容などを基に勉強会の資料準備するので自分自身もアフリカの情報や歴史についても調べる時間が出来ました。

イベントの企画をする中で、すでにアフリカで事業している方々ともお話出来る機会が以前よりでき、気軽にお話も聞けるようにもなりました。

Africa Business LAB 集合写真

そしてなによりそういったイベントやコミュニティを通して、アフリカに関わる方との繋がりが一気に広がったことが私にとってはとてもありがたいことでした。


5. ケニア現地インターンを決断するまで

2023年。留学も終了し、さて就活の時期に。

自分が将来やりたいことを考えると、やはりアフリカに今後関わっていきたいという思いが諦めきれませんでした。

アフリカクエストのインターンを通してアフリカに関わる方々の事業やキャリアを聞いていくうちに、自分も「いつか」じゃなく真剣にアフリカに関わろうと思ったのです。

一度アフリカで事業を続ける大変さや自分が本当にこの先アフリカに関わっていきたいのかを考えるため、現地インターンに挑戦したいなと思いました。

「卒業半年を前に、休学をしてケニアでインターンをしたい。」

またもや変なことを意味の分からないタイミングで言い出す。

自分でも自覚ありですが、大学の先生や家族に相談しました。そして、その返答はやはり

は?また?」「なんで今なの?」「危ないからやめた方がいい

もちろんこの時、否定されることはすでに想定済みです。笑

始めは悩んでいたのですが、休学や現地インターンについてもアフリカクエスト代表(現地インターンも受け入れていただいた)横山さんにもたくさん相談させていただき、他にもアフリカクエストのインターンで出会った方などに話を聞いて、休学してインターンをすることを自分の中では決意していました。

※休学をして、現地インターンを決断した詳しい理由は下の記事で書いてるのでもしよかったら読んでみてください。

なので、現地での生活を心配していた大学の先生や家族には休学をしたい理由だけでなく、JENGA HOUSEという日本人が運営するコミュニティハウスがあること・現地にはすでに事業やインターンをやっている学生など日本の方がいることを伝えました。

・設備の整った滞在場所がある
・ケニア現地に信頼できる日本人がいる
・安心して生活が出来る環境がある

アフリカ現地に女の子1人を送り出す側からすると、上記の環境があることが安心して送り出せる要素みたいでした。

また今回に関しては、私自身も2年間を通して様々な方からお話を聞いたり、現地についても相談させていただいたりしたので気兼ねなく現地インターンを決断することが出来ました。

今までずっと疑心暗鬼であまり良いものとして見てこられなかった自分のアフリカへの想いを最終的には応援していただけることは、私自身とても嬉しいことです。

出発当日も家族が見送りに。

6. JENGA HOUSEを運営する中で感じたこと!

そんなこんなで、ケニア現地でのインターンが2023年10月から開始。

インターンの仕事の1つで、コミュニティハウスの「JENGA」の管理人をさせていただきました。

具体的な内容としては
①JENGA HOUSEの施設管理
②JENGA HOUSE シェアハウス&コワーキングスペースの予約調整・利用者への対応
③月1で開催しているMeet up の交流会イベントの企画・準備・運営 です。

宿泊いただいた方とは共同生活になるので、暇な時間や夜の時間にはたわいもない話をしたり一緒にご飯を作ってゲームで遊んだりしていました。

またケニア現地で会った方やプライベートでご飯に行った方などをMeet upに誘って、今まで顔を合わせたことがなかった方や初めて来られる方などがどんどん出会う瞬間をたくさん見させていただきました。

私的にはみんなががやがや楽しそうに話しているのを見ることがMeet up開催の至福でした。笑

キッチンから見えるお気に入りの風景

一人で参加して不安そうだった方が最後には楽しそうに帰っていく姿やMeet upで初めてお会いしたのにそこから仲良くなっていくなど嬉しい場面や素敵な繋がりができていきました。

また今までJENGA HOUSEに来ていただいた方からは、

  • ケニアは世界の中でも治安が悪い都市で有名だったので、こんなに快適なシェアハウスで安心しました

  • ケニアってあんまり日本人いないかと思ってたけど、運営の日本人メンバーと一緒に共同生活ができてとても居心地が良かったです

  • ケニアに来て3か月いたけど、日本人がいることを知らず、Meet upのイベントで色んな方にお会いできたのありがたいです。また来ます。

  • 大学卒業後の進路を迷っていたので、色々な大人のお話を聞けてとても刺激的でした。

  • 将来的にケニアで事業したいと思っているけど、どうしたらよいか分からず知人に聞いたら、「JENGA HOUSE」に行けば何か情報が得られるよ!と教えてもらって来て、現地の企業訪問に行く繋がりが出来ました。

などなど、ありがたい言葉をたくさんいただきました。

私自身も3年間迷子状態のままで、誰に話を聞けば良いか・どこから情報を得ればよいか分からないことが多かったため、JENGA HOUSEを通して、ケニア現地を知ってもらったり新しい方々が繋がったりすることがとても嬉しかったです。

JENGA HOUSE Meet up 集合写真

そして、私みたいに「JENGA HOUSEを必要とする人はいるんだな」と実感しました。

7. なぜJENGA HOUSEが必要なのか

『情報や人に出会える場所があることで、日本人がアフリカに挑戦する一歩を踏み出せる』

これまでの4年間とJENGA HOUSEでの経験を振り返って

アフリカの情報を得たい・アフリカですでに事業をしている方の話を聞きたいと思ったときに助けになった「アフリカクエストでのインターン」

実際に現地に安心して生活できるか不安だった時にその不安を払拭してくれた「JENGA HOUSEの宿泊場所」

そして、私だけじゃなく多くの方にとっても色んな人との繋がりを作る場になっていた「JENGA HOUSEのMeet up」

これらの存在はとても大きかったと感じます。

  • ケニアを知っている日本人コミュニティがあること

  • ケニア現地の情報が集まる場所があること

  • 日本人が運営する宿泊場所が現地にあること

  • 年齢や業種、ステータス関係なしに色んな方に出会える機会があること

こういった場があるからこそ、今までご利用いただいた方々も安心してケニアに渡航でき、なにか悩み事や困りごとがあるときには気軽に相談ができ、共に助け合える環境が作りあげられているのではないかと感じます。

一言に「アフリカに挑戦する人」といっても年齢・職業・経験・アフリカへの関わり方など本当に色々な方がいらっしゃいます。

半年間のJENGA HOUSEの運営を通しても、起業家、JICA職員、協力隊員、ケニア歴20年以上の方、国連職員、学生インターン、留学生、NGO職員、企業駐在員の方など年齢も分野もアフリカへの関わり方も全く違う方々がケニアで奮闘しています。

そんな方々が楽しそうに嬉しそうに面白そうに混じり合うことが、私にとってJENGA HOUSEを運営していく喜びでもありました。


そして何よりもエモいこと。それは

JENGA HOUSEの発起人である凡さんは私にとってアフリカの先輩であり尊敬する人、

その凡さんが尊敬するもう1つ上の代の方や先輩方、凡さんがアフリカ初渡航でお世話になった方々に私もJENGA HOUSEで出会えていることです。

凡さんがお世話になった方々と
楽しそうに写真撮ってるところ📸

絶対に出会うことはなかった方々にJENGA HOUSEで出会うことができる。

JENGA HOUSE はそんな場になっているのではないかと思います。

そして、JENGA HOUSEに集まる皆さんからも色々な方を誘っていただき、普通では巡り会えない人たち同士が出会い、お互いの話やビジネスの知識・アフリカ現地の課題などを話せる環境が出来つつあります。


私はこの4年間を通しても、アフリカコミュニティやJENGA HOUSEのような存在があったからこそ、ケニア現地までインターンをすることが出来、今後もアフリカに関わっていけることになりました。

そして、その中ではたくさんの方に幾度となく助けていただきました。

だからこそ、次は自分がもっと多くのアフリカに挑戦したい日本人のためにそういった場を提供できる人になりたいなと思っています。


中々に長くなってしまいましたが、22歳の私が考えるケニアのコミュニティハウス「JENGA」の必要性とこのプロジェクトへの想いです。


半年間を通して、多くの方から嬉しい声をいただいたので、まずはケニアでJENGA HOUSEをしっかりと形にして行きたいと思っています。

インターン最後のMeet up にて管理人の引継ぎ!
4代目管理人を任せました!

そしてゆくゆくは、このJENGA HOUSEをアフリカ各地に作って各国での繋がりも増やしていきたいなっという妄想もしています!

ケニアに来られる方はJENGA HOUSEにひょこっと遊びに来てくださいっ

私たちはみなさんのケニアそしてアフリカ挑戦の最初の一歩を応援できればと思っています!

コミュニティハウスとしてグランドオープンを目指すJENGA HOUSEを今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

クラウドファンディングに挑戦中!

2024年5月1日よりクラウドファンディング『ケニアで日本人の挑戦の拠点となるコミュニティハウスを作り上げたい!』に挑戦しています!

JENGA HOUSEを移転・拡張することで、もっと多くの日本人が気軽に安心してアフリカに渡航でき、挑戦の拠点となることを目指しています!

しかし、物価高や円安の影響で資金的に大変しんどい状況です。。。

ご寄付、拡散、知り合いにご紹介などなんでも有り難いです!少しでも皆様の温かいご協力いただければ嬉しいです!

オープンチャット『アフリカ界隈コミュニティ』も開設!

またよりアフリカと日本を盛り上げるべくアフリカに関する情報を交換する場としてオープンチャット『アフリカ界隈コミュニティ』を作りました。

オープンチャット「アフリカ界隈コミュニティ」
https://line.me/ti/g2/F7ENMYHR78QbKITCejdGSoQ4h9YU-JE_jENkYg?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

こちらもぜひ参加してみてください!

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