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モノの生き方。


香りが、香りとして、最高のパフォーマンスを、、、。



香水やルームフレグランス、アロマなど、
「香り」というものは、ぼくらの生活の中に
ごく自然に馴染んでいるものです。


その時々の気分によって、
あるいは、自分が抱く理想やイメージによって、
様々な場面において「香り」を選びます。


このように、
ぼくらの生活に自然と寄り添ってくれる、
「香り」という存在。



そこで今回は、



香りが、香りとして、生きている。
そんな素敵な一つのモノに視点を置いて、
商業について考えていきたいと思います。



それではさっそく、、、。


まずはじめに、


「商業」と「香り」の間には、
どのような関係性が生まれているのか、
考えていきたいと思います、、、。


香水やルームフレグランス、アロマなどには、
「マーケティング」というものが
密接に関係しています。



そして、
どのブランドにも「ブランドらしさ」
というものが存在します。


ブランドらしさを「香り」として表現することで、
消費者に対してよりわかりやすく、
より手に取ってもらいやすいような、
商品開発を行うブランドがほとんどです。


さらには、厳格な規則や伝統などの様々な縛りが、
「香り」が生まれるまでにはつきまといます。


香りが香りとして、、、というよりは、
経済的に、「人に視点を置くこと」が前提となって、
香りが生まれている。というのが現状です。



そこで、今回ご紹介する、
「LABORATORIO OLFATTIVO」


「ラボラトリオ・オルファティーボ」
(日本語訳:嗅覚の実験室)

香りの芸術作品を生み出すために、イタリアで生まれた、
全く新しい実験的なプロジェクトです。


世界で活躍する「香り」に情熱を捧げるパヒューマーたちが、
上に挙げたような「香り」に付随する様々な規則から
自由になることを目的として、


香りが香りとして、最高のパフォーマンスを
繰り広げることのみ
を目的として
商品開発が行われています。


それはパヒューマーひとりひとりの美的感覚と
アーティストとしてのビジョン、
「香り」に対する情熱と愛情をそのまま込めて、
ひとつの香りを生み出すという、


「香りの芸術」「香りのアート」とも言える
ものなのではないかと感じています。



ぼくはこの活動そのものが、
モノを経済的な縛りから解放しようとする
一例であるのではないかとも考えます。



だからこそ、
ここで生まれるひとつの香りに
価値を置きたい。



なんというか、
結果的にはかっこいいんです。


モノが自立し、自律しているようで。


経済的な価値に、人間からの評価に
依存することなく、

香りが香りとして、モノがモノとして
強く生きている。


このような思想のもと生まれたモノからは、
本当に意思を感じるんです。


それは、ぼくが勝手に抱いている
モノに対する理想なのかもしれません。



でも、きっとそのように感じさせてくれる、
尊敬させてくれる、ワクワクさせてくれる、
あぁ、こいつスッゲーかっこいいな、、、、
こんな生き方かっこいいよな、素敵だな。
って


そんな風に思わせてくれるモノって
本当に価値のあるものだと思うんです。


そして、そのようなモノの意思を
消費者に伝えること
こそが、


商業行為の大切な目的であり、
インテリア、商業デザインの
宿命であるとも思うんです、、、。


なんだこいつは、
何言っちゃってんだ、、、


って思われちゃうかもしれないですが、

noteというこの場が、

商業をよりよくする場に、
デザインについて考えることのできる場に、


そんなことを目指してこれからも
文章を書かせていただきたいと、


そう思っています、、、!


本日も最後までおつきあい、
ありがとうございました!





#日記 #デザイン #インテリア #インテリアデザイン #商業 #建築 #ことば #LABORATORIOOLFATTIVO



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