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インプットとアウトプット。


ぼくはデザインを学びはじめて、
普段の生活の中で特に意識していることがあります。


それは情報の
「インプット」と「アウトプット」です。


インプット。


例えば、本を読むこと。建築を見ること。
アートに触れること。街を歩くこと。
誰かと話しをすること。


情報を自分の中に取り入れる作業です。



そして、アウトプット。


例えば、文章を書くこと。カタチを出すこと。
スケッチを描くこと。
そして、誰かと話しをすること。


文字や模型、ことばとして、
情報を目に見えるものとして表現することです。



これは大学時代の教授にも
言われていたことなのですが、



デザインは頭と身体を交互に、
もしくは同時に動かすことで
上達していく。

頭で考えたことを、身体を使って
目に見えるものに表現する。

その繰り返しだ。



そのようなことを言われたときに、
インプットとアウトプットという意識を
強く持つようになりました。


読書を事例とすると、


一冊の本を読む(インプット)。

その本を読んだことで感じたことを
文章として表現する(アウトプット)。

その時に、
ただ本の内容を文章にするだけでなく、

ぼく自身がその内容について、
どう感じたのか、どう考えたのか、
ということを出来るだけ多く取り入れます。


この作業には、「本にある情報を選別する」
という目的があります。



一冊の本にある情報を、
鵜呑みにするのではなく、

そこにある多くの情報から、
ぼくにとって必要な情報のみを
ピックするためです。


ぼくの場合、その流れがあって初めて、
本にある「情報」を「知識」として、
自分の中に取り入れられます。



そして、そのような考えは、
「誰かとの会話」にも
応用することができるのではないでしょうか?

というのも最近、特に
本や空間を見に行くこと以上に、
誰かとの会話から得られる情報が多いことを
感じることがありました。


その時に、どうしても、
この会話で得られる情報を整理して
自分の中に取り入れたい、と考えます。


さらに言えば、
誰かと会話をすることは、

インプットとアウトプット、
どちらにおいても、


より効率的に、感度の高い情報整理
できるのではないかとも考えています。



そこでまず、ぼくが第一に考えることは、


この会話の目的は、
インプットなのか、アウトプットなのか。


ということです。


誰かの話しから情報を得ようとしているのか、

話しをすることで情報を整理、もしくは
伝達することが目的なのか。


ここの認識を明確にすることで、
自分が発することばや、
拾い上げる相手のことばが変わってきます。


インプットを目的とする会話であれば、
自分が求める情報を相手から引き出せるような
質問やことば、空気感が必要です。


逆にアウトプットを目的とするのであれば、
相手が受け取りやすいことばであったり、
感情移入しやすい、興味を持ってくれるような
ことばや空気感が必要となります。


このように、
目的をどこに置くのかを明確にすることで
得たい情報を得やすい状況をつくることができます。


その結果として、

ひとつの会話から得られる情報から
より必要な情報を選別し、
かつ、取り入れやすいことばとして
インプットすることができます。



また、アウトプットする場合においても、
ただ自分の中にある感情や情報を
むやみやたらに発信するのではなく、

相手が理解しやすいことばとして整理した上で
発信することで、伝えたいことを伝えられるだけでなく、
自身の中での理解をより確実なものに
してくれるのではないかと考えています。

そして次に考えることは、

会話によって相手から得た情報や、
自身の中での理解を、より忠実に
記録として残す、ということです。


この時にぼくが意識していることは、
単語としてメモに残す
ということです。


このように、その場で全ての内容を残すのではなく、
相手の発したことばの中から、自分の中に残る
単語や感情を、出来るだけ短文としてメモに残します。


(もちろん相手に対して失礼のない場所や
タイミングを見計らってです、、、。)


残したワードが、
そのままnoteのタイトルとしても
使えるようなものになれば、
ぼくの中ではベストなのですが、、、。


そして時間があるときにそのワードを元に
文章に起こしながら、その時の会話を思い出しながら
しっかり記録として残していきます。

(ここはnoteの書き方にも通ずる部分です。)


ぼくの経験上、その時に残った感情やことば
というものは、思っている以上に、
記憶に残っているものです。


だからこそ、
会話の節々を単語としてでも
メモに残しておくことで

結果として得られる情報が増えていきます。


そして、文章として記録に残す時には、
もちろん、得た情報に対する自分の考え
なるべく多く取り入れていきます。

この繰り返しがぼくにとって
会話から情報を得るうえで
欠かせない作業になっています。


さらにいうと、

テレビで流れる何気ないニュースや、
身の回りに起こった出来事なども、

同じように整理していくと、
そこから得られる情報も変わってくるのかもしれません。


ニュースひとつにしても、キャスターの言うことを
鵜呑みに、情報として受け取るのではなく、

浮気をした芸能人がどのような心境だったのか、
となりのアジアの国は何を求めているのか、
犯罪を起こしてしまったその人の心は、
どんなカタチをしていたのか、どんな色だったのか、


なぜその人は、人を殺そうとしてしまったのか。


自分の考えを持つことは、
周りの社会に流されない為にも、
大切な誰かとの関係を築く為にも、


とても大切なことだと感じています、、、。


ということで長くなってしまいましたが、
今回は身の回りにいる方との
貴重な会話から感じたことを
共有させていただきました。



もちろん何かを得ようとしなくても
楽しめる、たわいもない会話も
大切にしていきたいともおもいます、、、。



それでは本日も最後までお付き合い、
ありがとうございました!





#日記 #デザイン #インテリア #インテリアデザイン #商業 #建築 #ことば



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