「機能」を考える。
さっそくですが、
皆さまは「機能」というものについて
どのように考えるのでしょう。
産業革命を機に、
時代は大きく変わりました。
装飾というものが
重要視されていた時代から一変、
何事においても「機能」というものが
重要視される時代へ。
同じモノも大量に、早く。
遠いところへ短い時間で、大勢を乗せて。
みんなが平等に、
一人ひとりに同じだけの幸せが
行き届くように、、、。
今となっては当たり前となった、
スマホやパソコン。
そして、車やバイク、
飛行機や新幹線などの交通手段。
さらにはファストファッションや、
無印良品やIKEA、ニトリもそうです。
これら全ての根本には、
「産業革命」という、歴史的にも大きな
時代の変化があると、
そう考えています。
今の世の中には欠かせない存在となった
「機能」という存在。
その存在は今でも人々を救い、
僕たちの生活をより豊かなものへ、
人類の可能性を革新し続けています。
それでは「機能的であること」とは、
一体どういうことなのでしょうか?
この椅子はハンスウェグナーという方が
デザインした「Y チェア」という、
名作椅子の1つです。
座る座面の高さ、
背もたれから肘掛に流れる滑らかな曲線、
背板としての機能を持ち備えながら、
構造的な機能も兼ねるYの字のフレーム。
「座り心地」といった、
椅子の一般的な評価基準を満たしながらも
美しいフォルムを保ち、
さらに座面は、ペーパーコードという、
紐状のものをフレームに巻きつけており、
古くなったら付け替えられる、
非常に「機能的」な椅子です。
そして、日本でも数多くの人に愛される
北欧家具の1つでもあります。
そもそも北欧の国は、日照時間が短く、
家の中で過ごす時間が長い為、
インテリアや人の暮らしの中にある
家具などのデザインは、とても大切に
考えられています。
このように機能というものは、
椅子に限らず、プロダクトや広告など、
なにかをデザインする上では
切っても切り離せない深い関係があります。
カタチには、理由がある。
そして今の日本の社会において、
重視されている理由とは、
「機能的である」ということ。
機能というものは僕たち人間にとって
必要不可欠な存在であり、
あまりに当たり前すぎて、
日々の生活の中で意識的に考えることは
少ないのかもしれません。
ですが、機能とは一体何者なのか、
機能的であることで人々の生活は
どのように変わっていくのか、
僕たち人間と、機能との間には
どのような位置関係が生まれているのか。
ということを頭の片隅にでも置いて、
物事と向き合っていくと、
何か違う発見があるのではないかと、
考えています、、、。
ということで本日は、「機能」について
考えていることを共有させていただきました。
次回は今後この「機能」というものと
どう向かい合っていくべきなのか、
といことについて考えていることを
共有させていただきたいと思います。
それでは、本日も最後までお付き合い、
ありがとうございました!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?