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パビリオン・トウキョウを見れなかった人へ ストリートガーデンシアター編

昨日、終わってしまいました、パビリオン・トウキョウへ行けなかった方へ向けて、自分が撮れた写真を共有します。
前回の「雲のパビリオン」編はこちらです。

今回は「ストリートガーデンシアター」になります。
敬称略

2.藤原徹平「ストリートガーデンシアター」

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植木は、東京という都市の最小スケールの秩序と言ってもよいかもしれません。このパビリオンを通じて、東京の植物と道にまつわる物語を提示しようと思います。(藤原徹平)
プロジェクトがスタートした2018年当初、藤原徹平(1975年〜)は、演劇のルーツとしての道の歴史に着目し、「劇場のような道」というテーマでパビリオンを設計・構想していました。しかし、新型コロナウイルス感染症による世界の急激な変化に伴い、プランを一新させました。藤原は、江戸から脈々と受け継がれてきた園芸文化を東京のレガシーとして提示する「植物と人のための劇場」をつくることにしたのです。
出来上がったパビリオンは、木組みと植物が複雑に絡み合った姿をしています。「植木梁」と名付けられた植木鉢を載せた梁は、構造体であり、植物の居場所をつくる小さな建築であり、人が都市で腰を休めるファニチャーでもあります。「植木梁」には、植木鉢が多数出演する他、野菜や雑草や花やハーブなど様々な植物が植えられています。
植物と人間の応答の場、都市の習慣を育てる場として捉え、植物変化を感じていくような、出来事のデザインも多数試みます。皆さまに、様々な形で都市の小さな森づくりに参加いただければと考えています。
引用 https://paviliontokyo.jp/pavilion-fujiwara

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中から出てくる男女

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反対側の正面

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パビリオンの中を歩く

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奥で人が顔を出している。
少し目が合った。

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階段を登り降りするような動線
プランターを置くために円形に切り抜かれた木板の造作

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上下左右、様々な角度でプランターの板が向いている。

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ときおり、板が浮いてみえる舞台装置のようだった。

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一番高いてっぺんから下を眺める

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屋根から顔を出すと顔が合った。

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ディテール
厚みはおおよそ95mm
20mmほどの面取りが、すべての角面に施されている。
個人的にはこの板の厚みと面取りのプロポーションが一番美しかった。

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単管からビスを打って固定させ、単管をワイヤーで吊るしている。

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偶然にも、目の前でハチが蜜を集めており、都市の中で発生する命の営みが見れた。

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その後に、この紙を見つける。
まだ残っているかわからないが、9日まで配布しているため
欲しい方は譲っていただくこともできる。
そこで気付いた。

この植木鉢は欲しい人へ配布される。
配布された植木鉢は、各地へ広がっていき、その街を彩る素材となるだろう。
まるで人がハチとなり、ストリートガーデンシアターの植物たちを花粉のように運ぶ行為そのものだ。

まさにパヴィリオンと人を、花と蜂の役者に見立てた劇場だった。


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