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【3000円 vs 数万円】課金版Chat GPTは塾殺し?現海外受験生が独学可能か試してみた結論とその他ヒント。


・前置きと挨拶

皆さん、こんにちは。

突然ですが、皆さんはもうAI(会話型人工知能、又此処で言うChat GPT)を使ってみた事はありますでしょうか。恐らく今ブログを読んでいる方々の99.99%はニュースや何かしらの媒体で聞いた事、又は実際に使用して経験した事があると思います。

というのも最近、個人ごとですが奈良県内の母校の某小学校に久しぶりに立ち寄って、校内で懐かしい先生との会話を楽しんでいる横目で教室を見渡していた時ある事に気付いたのです。専科科目移動の為に休み時間に廊下を歩いている生徒のほぼ全員が、教科書などの備品と一緒に、可愛く某ランドセルの妖精や有名アニメやゲームのステッカーでデコりにデコりまくったカバー付きのiPad Miniを持っていた事に。その時は思わず先生とのベトナムでの生活についての会話を急遽遮ってしまって話の内容を逸らしてしまったぐらい、驚いてしまった事がありました。

その後、先生達から聞いた所によると、小学3年生以上の全ての生徒達が個々にiPadを購入して毎授業にその他必須品と一緒に持ってくる事が2020年程から義務付けられたとの事。そして小学高学年に至っては一部の授業では、iPadのみでノートを取っても良いとまで教わりました。言わば昔でいう「筆箱、ノート、教科書」が、「Apple Pencil、そしてiPad」になってしまったというようなもの。ほぼ大学の講義ですね。

この時、今海外ベトナムの高校に通っている僕が最近「当たり前」になったデジタルデバイスを使っての勉強を今の一部小学生達の勉強の土台になっている事に「若い時から貴重な経験をさせてもらって羨ましいな」と思うと同時に何より「勉強も捗るんだろうな」とふと思った事がありました。

実はその学校に小学生として在籍していた数年前、その学校はすでに小学校ながらも地域で一足先にIT教育に力を入れ始めていました。実際に、最近小学校の授業で扱うメインアプリになっているロイロノートさんのアプリを使って修学旅行のプレゼン作成や、地域についての資料作成などを作成したのをよく覚えています。言っちゃえば入門編で小学生専用のGoogle SlidesとDocです。

ですが、その学校見学と同時に昔の教員のTさんからふと聞いた事、それは「今の生徒はAIを使っても勉強しているよ。」との事。しかも驚くことに、数人は宿題のわからない所をAIに各自家で質問しながら解き進めたり、好きなトピックについて図書室の本で出会った知識を元に自発的に子供ながらリサーチをして知識の幅を広げているとまでいう。

そこで僕は率直に感じました。

「いや、これ知識の普及の面だけなら教職や塾必要なくなるのでは?」

その時の僕

よって、無料版のChat GPTを数ヶ月前から自学に愛用している僕は、一週間ほど勉強に少しの問題集と有料版のChat GPTのみを使い、他のウェブや教科書に頼らずに、僕の思ったことが立証できるのか勝手に緩い気持ちで試してみました。もしこれが立証されれば、毎月3000円程で月謝数万円の塾の「教える」という面に至っては同等又はそれ以上になると睨んだからだ。

塾や学校は勿論行った方が良いし勉学面だけでの話ですのでご了承を。

そして結論です。

・結論: 質問のクオリティによっては自学の最高のダチになれる。

はい、まさかの生き残れました。しかもかなり便利。

一度AI生活に乗り換えてしまうと、ミスしやすいカテゴリや答えが間違っているかのチェックのタイミングなどのコツが掴めてきて、案外スイスイと物事を理解できるようになりました。(個人差や異論は認めます。)

よって残りの記事では、おすすめの質問の仕方や、この実験中に気づいた事をまとめて行こうと思います。宜しくお願いします。

又、この記事が為になったら是非フォローとLikeによる応援の程も宜しくお願いします。記事の投稿を続ける大きなモチベーションになります。

本題に入る前に、AIについて知っていても過去に使った事がない方は、下のリンクから一度確かめてみてください。無料のアカウント登録だけで通常バージョンのChat GPTを無制限に使用できます。結構面白いですよ。

チャット方人工知能のChat GPT(公式):

Chat GPT4.oにて生成された、「雪が積もった奈良公園」のイラスト。
尚、イラスト制作は有料版のみにて出来るオプションです。

・気付き①: 無茶振りが鍵に。

Chat GPTの一番の醍醐味は、なんと言っても「拒否できない」事に尽きる。どういうことかというと、卑猥、危険、又は暴力的な事を質問、即ちChat GPTの条例に違反しない限り、どんな無茶振りな質問でも大抵回答を返すということだ。例えば、僕は広く浅く一教科について知って自分が苦手そうだったりもっと知りたいトピックについてのみ深く調べる派で、新しい事をどんどん学ぶ事に重点を置く。ただ、当たり前だが新しい単元を前レベル相当の単元を良く抜かしているか基礎知識の土台が貧弱なので、簡単な例でないと理解が苦しい時が多々ある。そういう時、僕は「物事を小学生向けに説明して」、とChat GPTに指示する。

例として、僕は無茶振りで小学生向けに積分を兄弟喧嘩の例を用いて教えてといういかにも謎で到底並な人では出来なさそうな事を聞いてみた。

すると、Chat GPTは兄弟の太郎と花子がゲームをする時間を持ち出し、母親が各子供が遊べる時間を決めることは積分を用いて面積を求めるという事に合同であるという、理解しやすいが中々ジワるトピックで神講師レベルの解説を綴った。

実際にこのテンプレートは結構有益で使えるので、是非とも試してほしい。

テンプレート:
(学びたいこと)を、小学生にもわかるように(あなたが理解している最高度の関連単元名)の知識を交えて、式や例題と一緒に教えて!

・気付き②: AIさえあれば問題集要らず(に近い)。

話は変わるが、勉強は反復学習がそのオリジナルの勉強量と同じぐらい、即ち同等量のインプットとアウトプットを保つ事が暗記にしろ速読にしろ肝になってくる。このインターネットには個人でされている大学入試の過去問まとめサイトや、市販の問題集などが使えるが、その問題集に載ってるレベルやテーマごとの問題量の種類は変えられない。よってある時はある決まったテーマにのみ好きなだけ問題を解ける環境が必要になってくる。

こういうシチュエーションには、Chat GPTはとても適切に働いてくれた。

例えば、高校数学1の最初の範囲である「数と式」より、襷掛けを使用した少し複雑な入試レベルの因数分解を5つ解説付きで作成させた。もちろん質問次第では答えを受け答えさせるように変更可能だ。

襷掛けの”入試レベル”の問題とその解説。

また、有料版のChat GPT 4.0の醍醐味である複雑な数額問題を解かせる為に、別に一つ質問をしてみた。(内容は重要で無いので理解出来なくても全く結構です。僕もまだ勉強中で詳しくは未だ分かって無いので。)

聞いた質問は、現在僕がインターン先から借りて来た勉強中の制御理論の本の問題より、
「スカラー時間関数 x(t)=ax(t)に関する状態方程式の自由応答x(t)を求めそのラプラス変換後の指揮を表示しグラフを生成して。但し、xの上には点がつく微分方程式より由来するものとする。」
最初は質問が悪かった為思ってたグラフを得られなかった。
(x(0)の値を設定していない為、aの値に関するx(t)の収束の速さの違いには触れられていない。)
最後に、当初の質問文の間違いを認め修正、そして再修正の質問を聞いた。質問は、
「x(0)の値を設定していなかった。 今回は、x(0)=0として、a=-0.1、-1.0についてのグラフを其々生成してここに表示して。」

今回は、ちゃんと正しいグラフが表示された。

・気付き③: 問題用にイラスト機能は使えない。

僕は個人的に、電気回路を勉強しているので手持ちの問題集から回路図の説明を時からお願いすることがあった。そして、休憩時間に試しに、回路図をイラストで教えてと言ったら、次のような画像が生成された。

AIより生成された画像

電気回路に疎い人にも含めて単刀直入にいうと、こんな回路は存在しない。ポイントしては次の通り。

- イラストと回路図の混合
- 何故か両極がプラスのバッテリー
- LEDの頭からアノードが生えてる
- 回路記号のミス

他にも図にての説明を複数教科で頼んだが、断言して殆どの生成されたイラストは使い物にならなかった。(無駄にグラフィックスは良いが)

そもそも、イラスト内の文字や数式の表示にはその複雑な文字やフォント故、特化していない。

よって相当高度な数学問題、イラスト作成やデータ処理に重点を置く場合を除き、無料と有料を両方しばらくの間使ったものとしては、Chat GPTは正直無料版でも十分だと思う。

・最後に

ここまで読んでくれてありがとうございました。

僕も無料版のChat GPTをこれからも使用しますが、ここでは紹介しきれなかった有料版だけのオプションや会話型人工知能一般に言える面白いことなどもあるので、皆さん自ら興味を持った人は百聞は一見にしかずで実際に試してみるか、他の人のnoteを読んでみてほしい。また、独学には向いてる面もあるが、僕は網羅系参考書の分からない問題の亜種系の問題を生成するなど他の本をベースにした勉強法が最適だと感じた。

この記事を気に入ってくれたなら、フォローとLikeをよろしくお願いします。また、フィードバックも歓迎します。それでは。

Chat GPT4.oにて生成された、「歯車を手裏剣がわりに投げる忍者風のロボット」のイラスト。
このように、イラストの機能自体は面白いが、イラスト内の文字による説明の不可など、勉強面においては難点があるのは事実。


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