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仕事と練習、両方頑張っていても突然予算が降りなくなる企業チームの話。

【はじめに!!】

初めに断っておきますがこの話は私の身の回り、およびハンドボール界とは全く関係のないチームの話です。
話の文脈の中でクラブチームに所属する1選手にとって大切なことだと思ったのでこのように記事にしています。まあ、ただの個人ブログの記事ですが。
本当に関係ないので深読みしてほしくないのですが、昨今のハンドボール界からすると割とセンシティブな話題っぽくなってしまうので一応断っておきます。
今回の話の趣旨においても、個人またはどこかの団体を貶めるような内容ではありませんので、ドロドロした話を聞きたい方は他を当たってください。
私はたとえそれが正論でも正義でも、リスペクトのない話はあまり好みませんので。

さて!予防線を張ったところでお話ししていきたいと思います。
なにか今回トゲトゲしているなと思ったそこのあなた、そんなことありません。
私はいつも「ほんわか」しておりますのでそこんところよろしくです。

突然の予算打ち切り

先日、とある場所でスポーツクラブの話題について話をしていました。

そこで私は衝撃的な話を聞きました。

割と大きな企業さんの持つ企業チーム、いわゆる社会人リーグのチームですね。
話を聞くとかなりの強豪で毎年優勝を狙えるほどの実力だとか。

話をしてくれた方はその企業の予算を管理されていたそうです。

所属している選手は日頃からかなりハードなトレーニンングを積んでいるにも関わらず、業務は他の一般の社員より誠実な取り組みをしている人が多かったといいます。

そんなチームですが、ある年を境に複数の地域に点在していたそれぞれのチームに当てる予算がどうしても組めず、他の優先度の高い事業に回してしまうため規模の縮小、実質いくつかのチームは廃部になってしまったそうです。

そこでその方がおっしゃっていたことがとても心に残りました。

「日頃から一般社員より懸命に働いて、練習もしている選手が頑張るチームに、そんな悲しい決断を下さないといけなかったのが心苦しかった。でも、どうしようもなかった。そのとき、企業でスポーツをやること自体に、システム上の問題を感じた。」

一例ですよね、わかります、全ての企業チームがそうではありません。
でも、1つの事例であることは間違いないんです。

そうやって、たとえ勝てるチームだったとしてもそうやって急に消えて無くなってしまうことがあるんです。ハンドボール界にもかつてそのようなことは何度もあったそうですね。

仕事頑張る、練習頑張る、まだ足りない。

話は変わります。

実は今回、メインで伝えたいことはこのことではありません。

よくよく考えてみるのです。
そのチームがその地域にある意義って何だったんだろうって。

そのチームが廃部を告げられたとき、その地域に住む人たちはどんな反応をしたんだろうって。

ここから先は僕にはわからないので、これ以上の言及は避けますが。

私が市民だった場合、このように考えます。

「応援してくださいっていうけど、あんたたちは私たちに何をしてくれたの?」

試合で希望を見せた。

だいじ。間違いなくだいじ。

でも、それと同等、またそれ以上にチームとの関わりをどれだけ持てたか、必要とされるチームであったか、私はそこに注目しているんですよね。

だから、今年は辛かった。
何が辛いかって。氷見でハンドするって言っているのに、氷見のかたとほとんど触れ合うことができなかったから。
仕方ないんです、私もチームも生きるために働かなければならない。
そこに関して僕は何の不満もありません、
ただ、心残りなのは、ハンドボーラーズデイを見て僕のプレーを好きだと言ってくれた子どもたち、また市民の方と触れ合う機会が少なかった。
前述した企業の問題と同じで、その事実だけが頭の中をぐるぐるしていました。

「ところで、こーじゅくんは何がしたいの?」

ほんと最近、よく尋ねられる言葉です。
働いて、ハンドして、加えて講演会っぽいことして、ヨガして、カフェでバイトして。

いつも答えは1つ。

まちの人と関わる時間が欲しいんです。
コーチングを学びたい、育成年代の環境整えるためにもっと研究したい、いっろいろありますが、今は選手として、チームとして掲げている理念のもと動いているのです。

仕事して、ハンドして、それだけではきっと足りない。
まちの人に必要とされる個人、チームになるために動かなきゃいけなんだろうなあ。きっと。

そう感じた、とある天気の良い休日でした。

最後に

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今日はこの辺で。1,2,3,バモ。
富山ドリームス#22 森永 浩壽(もりなが こうじゅ)

2022年の今、フルタイムで働きながら日本リーグ参入を目指すハンドボールチーム"富山ドリームス"の選手として活動しています。ここでのサポートは自身の競技力の向上(主に食費です...)と、富山県内の地域との交流に使わせていただきます。