フォローしませんか?
シェア
LOOPER
2019年11月15日 20:57
ゆっくり ピヨピヨと。生えてきた羽根を動かしてみては、小さく羽ばたく練習。やんや、やんや。 「かわゆいね」と。お褒めのこそばゆい感覚がうれしくて、うれしくて。今日も小さく羽ばたく練習。ずっと羽ばたく練習。『タイムアップ』突然、空に暗雲立ち込め、二本の稲光の腕が羽根を引きちぎる。ニヤツイタ正義が私を打ちのめす。金切り声で鳴いて 泣いて、血みどろの小さな羽根が
2018年5月8日 12:41
なにかあるたび。 そうそ、私は少し不幸なくらいが似合ってるって、すねる。だから、私の靴底はいつも『少し不幸』で泥だらけ。そりゃ、そうだ。だって、私が望んでいて、私が舵を切っている。至極当たり前に、目標に向かって、まっしぐらwもし。「こんな私がおこがましい」とか、めんどくさい枕詞を放り投げて、 世界で一番、ハッピーに愛される女ですって、拡声
2018年3月15日 23:19
くったくたの帰り道。ふと我にかえると、そこは空以外、全て人がつくったものだった。 誰かのおウチ。アスファルト。街路樹。 クルマの音。 お風呂の匂い。 熱気。 ノラ犬はいない。鳥は飛ばない。アリは姿をくらます。ライオンも、象も、パンダも歩いていない。「お姉さん、大丈夫?」ハンサムなお兄さんの優しい声。「酔っ払ったの?」この不自然が充満した世界