らふ いん あ せる。
くったくたの帰り道。
ふと我にかえると、そこは空以外、
全て人がつくったものだった。
誰かのおウチ。
アスファルト。
街路樹。
クルマの音。
お風呂の匂い。
熱気。
ノラ犬はいない。
鳥は飛ばない。
アリは姿をくらます。
ライオンも、象も、パンダも歩いていない。
「お姉さん、大丈夫?」
ハンサムなお兄さんの優しい声。
「酔っ払ったの?」
この不自然が充満した世界で、私はどこが変で心配されたんだろう。。
(一滴も呑んでねぇし)
あぁ。
どうか。
空よ。
遠く遠く、
人間の手の届かないママでいておくれ。
どうか。
自分で作った檻に閉じこもり、
『我ら最強』
と宇宙からの隔離にほくそ笑む輩に、
『孤独である』と、
気付くヒントであり続けておくれ。
自分で作ったオモチャしか信じられず、
オモチャで隣人を攻撃しては、
『人類滅亡』の切符でしかコミュニケーションを取れない哀れな僕らを、
どうか。
この、裸の王様を、
見放さないで。
太陽の暖かいコートを、これからもずっと。
ずっと。
空からそっとかけてほしい。
バカで、ごめんなさい。
あたしはココに、いるよ! 気づいてくれて、ありがと~(*´ω`*)ノシ えーる、届けー。えーる、おくれー(←頂戴の意味)。