見出し画像

死後の世界、あの世とは、、?

死後の世界、、「あの世」とは、存在するのだろうか?

皆さんは、死後の世界をどうお考えでしょうか?

僕たちが、流行り病や、お注射で、不安や、恐怖におびやかされるのは、
やはり死ぬことや、病気で苦しむことへの恐怖が、一つの原因になると思います

死ぬことを、無意味に恐れるより、

必ず、誰にでも訪れる
肉体の死後の世界を探究して、今の人生を安心して暮らせるように

人間として生まれた意味を知って、
本当の自分を知って、
魂は死なないことを知って
生きる目的を持って、生きていけるように


今回は、仏教で説かれる世界感、十界論と、三界、六道輪廻について
死後の世界,「あの世」
仏教における生死観、輪廻転生について、
人間に生まれてくる意味や目的について、考えてみたいと思います

生き方や、死生観は様々ですが、目に見えない、霊界や、死後の世界を意識することは、

人間として生まれた意味を知るうえでも、
人生の生き方にも、大きく影響すると思います

もちろん、僕も今生はまだ死んでないので、
実際、死んでみないと、どうなるか、どこに行くのか、わかりませんが(笑)

わからない世界のことは、恐いものですが、
知ること、認識することで、死に対する、恐怖は、和らいでいっているのは、確かです

皆さんにも、どう生きるか?を考えるきっかけになれば、幸いです

個人的見解もありますので、ご了承ください


仏教の宇宙、十界とは?


仏教の世界観では、「輪廻転生」が説かれています

その輪廻転生から抜け出す道、真の幸福に生きる道、
解脱する道をお釈迦様が説かれています

その輪廻転生の世界観を、「十界」「六道」で、分けられています


仏教の宇宙、十界とは?


仏教では、十界論と言う世界観があります


十界(じっかい)とは
迷えるものと悟れるものとのすべての境地(存在もしくは生存の領域)を10種に分類したもの。
 ・地獄界・餓鬼界・畜生界・阿修羅界・人間界・天上界、の「六道」と
・声聞界・縁覚界・菩薩界・仏界、の「四つの世界(四聖界)」を合わせた、
10の世界を「十界」と呼びます


次元を当てはめて、大まかに、みてみましょう

『十界』

・「真空、無生法認」‥なにもない世界

・「仏界」‥仏、如来の悟り
10次元

・「菩薩界」‥利他に生きる境地、菩薩の悟り
他人を慈しむ心が厚く、人のために労力をおしまないという状態、
菩薩とは、仏の悟りを得ようとしてたゆまぬ努力をし、
仏の境涯に到達しようと努力する人のこと
(9次元)

・「縁覚界(独覚)」‥自意識的な悟りの境地、一人悟りの世界、阿羅漢の悟り
縁覚界とは、一つのことを研究して、真理や宇宙や生命の法則の一部を解明できた、その充実感や喜びを感じる状態
煩悩を滅しているが、自らの悟りにとらわれて、他に利益を与えようとしない境地
(8次元)

・「声聞界」‥真理の縁に触れて学ぶ境地 仏陀の教えを聞く者、
声聞(しょうもん)とは、仏法に対して求道心を持って、いろいろな人の体験や思想を理解して、
自分を人間的に豊かにし、向上させていこうとする生命状態。
知識や教養を身に付け、自分を磨いていこうとしているときは、声聞界といえます。
しかし、残念ながら自分の修行が精一杯で、人の苦しみを思いやる慈悲心がありません
(7次元)

・「天上界」‥自己実現の境地、梵天、神々、の世界、
天界は天人が住まう世界。天界の住人は神通力を使えるので、楽しみ、喜びに満ちています
天人は空を飛ぶことができ、享楽のうちに生涯を過ごすが、
天の中の最下級のものは三界のうち欲界に属し、中級のものは色界に属し、上級のものは無色界に属する
(6次元、5次元)

・「人間界」‥人間界とは、人間が住む世界。四苦八苦に悩まされる。
人界はさまざまな環境の変化や、欲望、感情で揺れ動く生活の中で、
穏やかな平静な生命状態にあり、人間らしさを保っている境涯
物事の善悪を判断する理性の力が働き、善悪の基準を明確に持ち、
自己コントロールできる境涯。
仏の教えを学ぶことができるので、解脱のチャンスがあります。
人界は、仏法を学び、悟りの境地にもいけるが、逆に、悪縁に触れて、地獄に落ちる危険性もあり、常に向上心を持って努力が必要
(3次元)

(以下4次元)

・「阿修羅界」‥終始戦い争うために苦しみと怒りが絶えない世界。
自分と他者を比較し、常に勝とうとする念を持っているのが特徴、
怒り、嫉妬、喧嘩上等の境地

・「畜生界」‥他人に感謝せず、恥知らずな人が転生する世界、
智慧はなく、食欲・性欲・睡眠欲だけの世界。
目先の利害に囚われ、理性の聞かない畜生界
正邪・善悪の判断がつかず、本能のままに行動してしまう境涯。
また、理性や良心を忘れ、自分が生きるためには他者をも害していく、弱肉強食の生存競争に終始する動物のような、欲望のままの境地

・「餓鬼界」‥常に飢えて、食物を欲しがるように、限りのない欲望のとりこになって、
常に満たされずに、苦しむ境涯、欲しい欲しい、貪りの境地

・ 「地獄界」‥欲望・嫉妬・不満・妄想で悩み苦しみ続ける、最も苦しみの激しい境地
地獄も、罪の種類で色々あり、八大地獄や、
親殺し、阿羅漢を殺すなどの五逆罪を犯した者は、最下層の無間地獄に、、

八大地獄の詳細は、あまりにも恐ろしい内容なので、ここでは、割愛いたします、、
興味のある方は、調べてみて下さい


このように、大まかに、10種の世界にあらわされています

熊野観心十界図を参考にみると、わかりやすかったです。

三界とは

仏教では、生きとし生けるものが生死を繰り返しながら輪廻する世界を、
その三つに分けたものを三界と言われています

三界(さんがい)とは
仏教の宇宙論で,人々がその中にいる迷いの世界を3種に分けたもの。
「欲界」,「色界」,「無色界」の3種の世界。
欲界とは淫欲と食欲がある衆生の住む世界で,地獄,餓鬼,畜生,修羅,人,天の6種の世界(六道)のこと。
色界とは「物質的な世界」の意味で,淫欲と食欲の2欲を離れている衆生の住む世界。ここには清らかで純粋の物質だけがある。
無色界とは物質的なものから完全に離れた衆生の住む世界。そこには物質が全然存在しない。

一見、天界は、天国のように、素晴らしい世界のようですが、
天界に上がっても、死を迎えるときは5つの変化と苦しみが現れるようです、
(これを五衰(天人五衰)と称し、体が汚れて悪臭を放ち、脇の下から汗が出て自分の居場所を好まなくなり、頭の上の髪飾りが萎み、楽しみが味わえなくなる)


天界の天人でもやがて寿命は尽き、死の苦しみが訪れるので、永遠ではなく
仏教では、天界も、迷いの世界の一つとされています


六道輪廻とは、一切の衆生が、六道の世界に生死をくりかえして迷い続けること。流転輪廻(移り変わってやむことがないこと)


この迷い苦しみの、六道輪廻から抜け出し、解脱し、
本当の安らかで自由の悟りの世界に行くのが、
仏教の目的です


喩え話


お釈迦様は、『法華経』の「譬喩品」の中で、
「火宅の喩え」で喩え話をしています

このお話は、火が燃え広がる家の中で、車のおもちゃで遊ぶ事に夢中の子供たちを、
父親は、どうにかして、子供たちを外に連れ出すために、
「外には、羊と鹿と牛の3つの車があるから出てきなさい」と、伝えると
子供たちは車につられて、自ら外に出てきました

と言う、子供たちを火事の家から、外に連れ出させる、喩え話をしています

それと同じように、
多くの人々は、貪瞋痴(むさぼりと怒りと無知)の苦しみで燃えている家(三界)にいるので、
父親(如来)は方便を説き、その燃えた家(三界)から、子供たち(苦しむ人々)を、救い出すのです

三つの車とは、羊は、声聞の乗り物、
鹿は、独覚のための乗り物、
牛は、菩薩のための乗り物というい三つの乗り物に喩えられています

このように

火事の家、燃え盛る火は、愛欲、煩悩、
遊び道具に酔いしれる子供たちは、世俗的な享楽に酔いしれる無明な愚かな衆生たち、
怒り、憎しみや欲望の火で焼かれ苦しむ、餓鬼、畜生、阿修羅、地獄の世界

呼びかける父親は、如来のことをあらわしています


この三界の苦しみは、「生、老、病、死、憂い、悲嘆、苦悩、苦悶、四苦八苦…」
これは、苦であると言うことを知り(苦諦)
この苦の原因は、執着と知り(集諦)
その執着を滅する道を知り(滅諦)
苦から抜け出す道であると知る(道諦)


苦の真理(四聖諦)を理解して、煩悩、執着を滅して、
「解脱」した人たちが、縁覚(独覚)界菩薩界

苦しむ衆生を、最上の悟りへ導き入れるのが如来、仏であり、
仏の乗り物、「仏乗」に乗せる、如来のいる世界が、仏界です


[苦の真理、四諦について詳しくは、苦しみの原因と解放の道、をご覧下さい]


この十界の世界観は、実際、この人間界の3次元に集約されているように思います

僕たち人間の「心のあり方」において、10段階になっているようです、

人々を苦しめる地獄の極悪人、
阿修羅のように争いを好む人、
畜生界の動物のように欲望のままに貪る人、
餓鬼界のように、欲しい欲しいと貪る人、
楽園に住んでいる、天上界の人、
独覚の悟り、道を極めた、達人の人、
人々の幸福ために働く、菩薩や仏のような人、などなど、、

十界の世界は、この3次元の人間界に全て集約されているように感じます

皆さんは、どのような世界にいるでしょうか?



心を正し、自制して、合掌せよ。
世間の幸福を願う慈愛深き仏陀は、生命あるものたちのために「法」を説き、
この六道の世界において、実相(真実のありのままの姿)を説き、
最高の真理の教えを明らかにする、
無限の法を説き、悟りを求めて出で立った人々を満足させる
苦に悩み、生と老とに疲れた無知の衆生たちに対しては
「これが苦悩の終わりである」と言って、静寂の涅槃を明らかにされる
『法華経』より


まとめ

仏教における死生観は、解脱しなければ転生し続ける、世界観です

輪廻転生では、己の業(カルマ)により、
色々な世界を死んだり生きたりしながら、グルグル回ることをいいます。

肉体は死んでも、霊魂(心)は、また別の肉体へと生まれ変わります

お釈迦様は、その輪廻から抜け出して、涅槃寂静の境地を、示してくれました

執着から解放されて、輪廻転生から脱出して悟りを開く

そして、菩薩として、生まれ変わり、衆生を救い、悟りへ導く

如来として、生きとし生けるものたちを、解脱させて、授記を授け、滅尽する

仏教では、まず解脱(悟り)を目指して修行をするわけですね


無明により、欲しがり、貪り怒りで地獄界へ

貪らない、怒らない、争わない、で人間界へ

儚い幸せだけど楽しい天上界へ

解脱を目指し、仏道修行をして、声聞、縁覚界へ、

利他行に励み、解脱して、授記を受けて、菩薩界へ

菩薩として、生まれ変わり、
生きとし生けるものを、解脱させる、仏になる、如来の世界、仏界へ


仏教の目的は、解脱して、仏界にいくことなので

僕は、如来に帰依して、仏国土へ行きたいと思います!(笑)

どこの世界に行くのかは、自分の「心」次第ですね!

欲を離れ、執着なく、様々な世界を歩んでいきましょう!


我々の本質は、精神、霊魂、
究極は「空」「無生法認」

仏教では、生まれ変わり、六道輪廻している、考え方があるため、
今の人生の業(カルマ)、意思想念が次の生に繋がっていくと言われています、

結局は、自業自得因果の道理によって、自らが生み出す世界です

」、そして、死ぬ時の「(意志、理念)がとても重要なようです
後悔なく、心安らかに、肉体の死を迎えられるように生きたいものです

この宇宙、全てに「原因結果の法則」が働いているので、
一見不条理に見える世の中も、因果応報、衆生がその業(カルマ)の結果によって、
輪廻転生していると思うと腑に落ちます


仏教の説く世界観は、
究極的には、生も死も、「この世」と「あの世」を超えた、何もない「真空


」の物質世界は、常に変化し、移ろいゆく無常の世界で、

本質、実体は「何もない」と言う考え方です、


無生法忍」(むしょうほうにん)

ものは本来、何も生ずることがないから、すべてである。
と、認容する、受け入れる知性


一切は「」であり、実相であると言う真理のうえに心を安じて不動であるのを法忍、と言う。


「何もない」と同時に、無限の宇宙が広がった、誕生、維持、消滅が存在している

如来の授記によって、永遠の宇宙が拡大していく‥


「何もない」は、虚無ではなく、一切は「」である

一切衆生を、不生不滅、「」であると認めること

この「空」という瞬間の中に、全てが含まれている‥

「色即是空、空即是色」、

この世は物質のみ、お金や、権力、唯物論だけで成り立っているのではありません

(空)と肉体()、があるので、成り立っている世界です


我々の本質は、精神、真我、霊魂です

この物質、肉体の3次元世界があるから、

感覚を味わい、様々な体験をして、仏法を学び、解脱できる、

つまり、肉体は、死を迎え、滅びても、魂は輪廻転生する、
霊、魂、は、ほぼ永遠に
はてしない時を経て、生まれ変わっています

輪廻転生を受け入れるのも、受け入れないのも、自分次第ですが、

輪廻転生などない、一度きりの人生で、死んだら何も残らないのだから、
自分の欲望のままに生きて、楽しむのか、

輪廻転生を受け入れて、今の人生も、次につながるのだから、悪いことは、やめて、
良い行いをして、精神性を高めていこうと思うのか、

どちらを選ぶにせよ、あなたや、生きとし生けるものが、心豊かに幸せに、
生きられる方を、選択して欲しいです

死んだら終わりの、考え方より、
この世での死が終わりでないことを、受け入れると、

今の人生も前向きに考えられて、死の恐怖は、薄らぐかもしれません


大切なのは、「今、この瞬間」のです

己の「」、「意志」次第で、因果を生み、

良い方向にも悪い方にも、現実は、変化していきます

平静な心で、客観的に、この実相(真実でありのままの姿)を、正しく見る

生まれてくる目的は、魂、心を成長させるために、そして、最高の悟りをえるために、

生まれ変わりを繰り返している、と、思えると、


目の前の試練や最悪な出来事も、問題に、挑戦する事で、己の魂を、成長させてくれる

これは、レベルアップのチャンスととらえて、

この世は、「苦」であると言う真理を受け入れ、その、苦しみを乗り越えて、

悟り、解脱する、輪廻転生プレイングゲームを楽しめるように


思考やストーリーにのみこまれずに、自身の思考を、客観的に観察して、俯瞰してみていきましょう、これもまた変わっていきます

肉体は、死んでも、魂は、死なない、安住の地へ

永遠の魂、良心の望む方へ


なぜビックバンが起きて、この宇宙が生まれたのか?

人間として、何のためにこの地上に生まれてきたのか?

今、何をすべきなのか?

これらの問いの答えは、あなたの心、精神の中にあります

さらには、この宇宙全体の存在の仕組みがわかると、

人間として生まれてきた意味を理解できると思います


今生も、霊魂、心を磨いていく、はてしない旅路を

一歩一歩、一瞬一瞬、

今、ここから、楽しんでいきましょう♪


長くなりましたので、続きは、次回に、
次は霊界について、考えてみたいと思います

生きとし生けるものが、安楽でありますように☆

今回も読んでいただき、ありがとうございます!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?