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Invisible Mask:ウェアラブルの未来

日本全国で暑い日が続きますね・・・。室内にいる方はエアコンが手放せない日々が続いているでしょう。

近年、室外でも空調服が流行っており、私の身近な人も愛用しています。結構ファッション性も優れたものが出てきているので、まだ接点のない方は覗いてみてください。Amazonサイトを載せておきます。

室外でも、衛生的でない場所ではマスクの着用も必要になってきます。夏のマスクはなかなか・・・ですね。

といった背景で、以前からあったらいいな、と思っていた製品が発売されました。こちらの記事です。

まずは、こちらの動画を見ていただくのが早いです。タイトルは「Invisible Mask」。

動画を見て、素直に欲しいと思いました。

これはTaza Ayaという米国ベンチャーが開発した「ウェアラブルエアカーテン」という技術です。公式サイトにある下の課題提起の図が象徴的です。

https://taza-aya.com/

これで、有害なエアロゾルが作業者の顔に到達するのを99.8%ブロックする目に見えないシールドができます。

原理は、空気清浄機でおなじみの「プラズマクラスター」をよりコンパクトかつ殺菌能力を高めた、という印象です。(公式サイトからの解釈)

高エネルギーで電荷を帯びた分子からなる非熱プラズマが帽子のツバから放出されます。これらの分子は、熱を使用せずにウイルスや細菌を不活性化していくので、着用者が暑くなることはありません。

こちらはまずウイルス除去が優先ですが、非熱プラズマなので空調機としても応用可能な印象を受けました。

もう1つの応用例が、「傘」の機能です。

放出ノズルをやや水平に傾けて体全体にエアーを放出し、それが雨が身体に当たるのを防ぎます。

妄想ですが、生成AIにイメージ図を作らせてみました。

by Dalle3

あとは、今回販売される帽子もそうですが、処理機構やバッテリで重くなるのをなんとかしたいですね。

以前に、こんなリュックサックを見かけました。

あまり量販の話は聞きませんが、方向性としてはこんな感じで重さを感じない技術革新がおこれば素敵です。

おそらくは鍵になるのが「給電」技術です。例えば上記のリュックサックはドローン技術ですが、そのためには軽く長持ちするバッテリが不可欠です。

ですので、将来はバッテリが不要になる「ワイアレス給電」技術にシフトしていくのだろうと思います。

現時点は限定的な用途(スマホバッテリとか歯ブラシは普及しましたね)で、シーンによっては法律で縛られています。

完全ワイアレス給電が実現し、傘を電車に置き忘れるという煩わしさから解放される日が来てほしいものです☺

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