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大味フランチャイズ映画の是非を問う『ゴジラxコング 新たなる帝国』の解説と感想

はい、どーも、りゅうパパです。
皆さんは、GW後半戦をどうお過ごしでしょうか。

うちは奥さんと娘が軽井沢に旅行に行っているものの、お兄ちゃんはGW中、毎日少年野球の練習があるということで、お兄ちゃんと私でお留守番しております。

そんなお兄ちゃんが練習後に観たい!と言うので、観てきました。『ゴジラxコング 新たなる帝国』を。

・ゴジラxコングの歴史

軽く説明しますと…キングコングは、最初の映画が1933年に公開された、巨大な霊長類・キングコングがニューヨークで大暴れする特撮映画の金字塔です。ゴジラの1作目が1955年公開なので、コングはゴジラの22年も先輩になります。

そんなゴジラ・コングの初対決は、1962年公開の『キングコング対ゴジラ』になります。この映画は、封切興行時は邦画過去第2位(当時)、ゴジラシリーズ中では歴代1位となる1,120万人(※再上映時含む数字)を動員する大ヒットを記録したそうです。

キングコング対ゴジラ

そして、レジェンダリー・ピクチャーズが製作する、モンスターバースの5作目が今回の『ゴジラxコング 新たなる帝国』になります。

と言うわけで、感想になりますが…

・感想は?

ハリウッドクラスの予算で作られたおバカ映画、最高!

という感じです。

ゴジラ、コング以外にも、地下空洞のボス猿・スカーキング、アンギラスっぽい風貌で氷のエネルギー波を吐き出すシーモ、小猿のスーコ。そして、モスラ。その他にも、クモンガのような蟹の怪獣とか大蛇とか、まさに怪獣総進撃(1968年)のような豪華さ。

世界中を舞台に、ゴジラvsコングのシングルマッチから、地下空洞での無重力バトル、コングvsボス猿のチェーンデスマッチ、ゴジラ・コング組vsボス猿・シーモ組のタッグマッチと多彩な大怪獣バトルが楽しめます。

そんなところから、今作は、ゴジラ通の皆さんから「東宝チャンピオンまつりだ!」と言われているようです。さらに、今回のプロレス的バトルは「ゴジラvsメガロ(1973年)」のオマージュとも言われています。

ゴジラ対メガロ

・ユニバース化の是非を問う?

ちなみに、今作は過去のモンスターバース作品と比べると「世界興収では公開中の現時点で早くも(前作)『ゴジラvsコング』を11%上回っていて、特に北米では前作比180%と前作の2倍近くの興収を記録している(※ソース元:Real Sound 映画部)」そうで、世界的に(特に北米で)大ヒットしているそうです。

ここ最近の映画界は、今作のモンスターバースとか、マーベルシネマティックユニバースとかスター・ウォーズとかワイルドスピードとか、ミッションインポッシブルとかミニオンズとか、大ヒットシリーズ・ユニバース…または、ユニバース化しようとして失敗した作品(G.I.ジョーとかトム・クルーズのザ・マミーとか)で溢れています。日本でも、名探偵コナンとかドラえもんの劇場版が今年もヒットしています。

映画には莫大な製作費が掛かるので、ヒットした作品があればそれをシリーズ化して失敗のリスクを回避するのは非常に理解できます。ゲーム制作も同じくです。結果、興行成績のTOP10のほとんどがシリーズ作品、または人気漫画・アニメ・ゲーム・小説の映画化だったりするのが現状です。

そして、モンスターバースも、それらの大ヒットシリーズ・ユニバースも、どの作品も回を重ねるたびに、前作を超える派手な演出をひねり出し、そんなバカな!な作品になっている気がするし、どの作品も大味なフランチャイズな味付けになっている気がする今日この頃です。

食べたら、最高に美味しいんですけどね。

てなわけで、世界的に大ヒットしているゴジラxコングは最高に面白いんですが、そんなフランチャイズな大味映画かと思います。

鑑賞後の満足度は高いので、ご興味ある方は、劇場で観ることをお勧めします。

では、また。


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