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八十八面観音巡礼[大安寺]、JR奈良〜歴史の道、薬師寺、唐招提寺、近鉄西ノ京

以前、法輪寺で見つけた「八十八面観音巡礼」

せっかくなので御朱印を集めようと、情報収集していると
そのひとつ大安寺で本尊十一面観音立像の特別開扉が11月30日までとの事、
行かねば。

2023年11月26日
JR奈良駅、観光案内所にて無料の「奈良市の観光マップ」を手に入れる。
信号渡らず南へ9:50発。

車道沿いの広い歩道歩き、

逃げないカラス、

真っ直ぐ歩き「大安寺」のバス停を過ぎて、
案内あり

右折して、のんびりした住宅地、

大体の方向を頼りに歩く。
安全な場所で、迷子になってドキドキしたいと思う。

御霊神社

由緒紀

推古天皇社


大安寺、10:20着

大安寺

境内は無料、
バラバラと紅葉の写真撮る人達、観光、祈祷待ち?

昔、ここには一度だけ来たことがあるが、
記憶ではもっと寂れていたが、今日はとても明るいイメージ。

正面に、新しい宝物殿。
ダルマが多いが、おみくじのパッケージのようだ。

宝物殿には受付なし、
本堂横の案内所で受付(特別拝観800円)と御朱印

すぐ本堂で、ご祈祷が始まるので11時ごろまで本堂拝観は不可との事、
それまでに宝物殿へ。

新しい建物に、天平の七体の仏像、見応えあり。
伽藍の復元模型やCG。

まだ時間があるので境内散策、

不動明王の護摩堂、参拝

馬頭観音の嘶(いななき)堂、参拝

馬頭観音とは

「馬頭」という名称から、民間信仰では馬の守護仏としても祀られる。さらには、馬のみならずあらゆる畜生類を救う観音ともされていて、『六字経』を典拠とし、呪詛を鎮めて六道輪廻の衆生を救済するとも言われる「六観音」においては、畜生道を化益する観音とされる。

Wikipedia「馬頭観音」より
オン・アミリトドハンバ・ウン・パッタ・ソワカ

見ると、先にお参りしている者、

馬頭観音は畜生(鳥・獣・虫・魚などの全ての人間以外の動物)を
教化して善に導き、利益を与えるらしいから、
たとえ冬が越せなくても、おまえの願いは叶うだろう。

ご祈祷が終わったようなので、2名の参拝者に続いてお堂の中へ
普段は秘仏だが、本日は内陣まで上がって十一面観音を拝観できる。
やはり、本堂で他の仏像にも囲まれて拝むと、少し緊張するが、それが良い。

「八十八面観音巡礼」パンフレット、御朱印(各寺の授与所に備えてある散華型の朱印用紙)


帰り際、トイレにはいると「便時偈」のプレート。

「偈(げ)」とは仏の功徳をほめたたえる詩だそうだ。
言葉にすれば、体調にも影響するのだろう。
プラセボ効果や言霊など、
直接の因果関係はなくとも、意識することが大事なのか。

門の外は、昔に塔のあった場所がひらけている。
当時の広さを体感できる。

南に少し歩けば、
八幡神社

入口の手水舎には、綺麗な花。

参拝、
右手奥に、狛犬と大きな狛鳩

ぐるっと、奥には諸々の社。

左手奥の、狛犬と狛鳩

参道、心地良し

神社を出ると南へ下り、そして西へ西へ。
奈良市のウォーキングコースがネットにあったが、ここか?
電車で動いていると、気がつかなかったが
ここから薬師寺へは、一直線。

振り返り、東の風景

大体の方向を確認して歩き、詳細はGoogleマップで。

やっと見えた!

薬師寺の東塔と西塔。

近づくと、電柱に擬態する二つの塔。

「歴史の道」の案内、奈良市が設定しているのだろうか?
よく見ると観光案内所でもらった「奈良市の観光マップ」にも、
「歴史の道」ルートが記載してあった。

皆天満宮、参拝

「通り抜けはできません」


薬師寺、12:15到着

南口から
【国宝東塔落慶記念】 東塔・西塔特別公開、玄奘三蔵院伽藍
特別共通拝観券1600円

薬師寺

正面の金堂、天晴!

いつもは西ノ京駅側から来るが、
南口から入るのは初めてなのでインパクトがある。

落慶記念の東塔、

西塔、

特別公開の東塔西塔の内部には
「釈迦八相像」として、釈迦の生涯の有名な場面を、
ジオラマ(西洋彫刻風)で再現されている。
内容は、手塚治虫の「ブッダ」でも読んだ世界。

金堂、薬師三尊、参拝。
東院堂へ周り、聖観音、参拝。


一度、門を出て
玄奘三蔵院伽藍では
平山郁夫画伯の「大唐西域壁画」は、西遊記の背景。

の時代に中国からインドへ渡り仏教経典を持ち帰った玄奘三蔵の長年の旅を記した地誌『大唐西域記』を基に、道教仏教の天界に仙界、神やや妖怪や仙人など、虚実が入り乱れる一大白話小説であり、物語の縦軸に玄奘三蔵の波乱の人生を、横軸に無敵の仙猿・孫悟空の活躍を置き、玄奘三蔵一行が天竺を目指し取経を果たすまでを描いている。

Wikipedia「西遊記」より

「不東」
仏典を求めて西方に旅立った玄奘三蔵が
インドに辿り着かなければ、中国には戻らないという決意を示した
言葉だそうだ。

トイレから外へ出る、北へ

お腹が減った。
食事できる場所は3店あったが、全て人が並んでいる。


唐招提寺、1:00到着。
拝観料1000円

唐招提寺

正面に金堂、
階段を登って、お堂への侵入防止の網が張っているのが残念。

中央に本尊、3メートルの盧舎那仏、右に薬師如来、左に十一面観音
大きさに圧倒される、参拝。

奥に講堂、

もぬけの殻。

訶梨帝母社。

鑑真和上の御陵へ、

塀の向こう

門をくぐると

御陵。

次は新宝蔵、拝観200円

有名な「唐招提寺のトルソー」があるが
それ以外にも、たくさんの傷ついた仏像達、
指や腕の欠けた像や、顔面が傷ついている像もある。
いろんなことを考えさせられる。


入った門を出て、引き返し西ノ京駅へ2時頃着。
密度の高い、充実した三つのお寺。でも、お腹は空いたまま。
さあ何を食べよう、ありがとうございました。






大安寺の情報は、
「しかのじょう」さんの記事を参考にさせていただきました。
ありがとうございます。









薬師寺と唐招提寺の仏像イラストは、
こちらにアップしていますので、ぜひご覧ください。


八十八面観音[法輪寺]の参拝紀はこちら


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