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街のコインランドリー増加とその裏に隠れる〇〇。

街を歩いていると思うことがありませんか?

「コインランドリー多くない?」

って。
この理由って何なのでしょうか?

ググると、共働き世帯が多くなったりと需要があるというお話。

それに付け加えると、コロナがあって飲食店で稼ぐより、自動でコロナでも関係なく稼げるようになるコインランドリーが投資先になると。

もちろんこういう理由で増えているというのは分かります。
さらに投資として、利回りが10%〜15%ぐらいにあるということ。

ただ、それでこの20年で2倍になるぐらい増える理由になるのでしょうか。

というのは、実はここには節税が大きく関わってきます。

「中小企業経営強化税制」というものがあります。
端的にいうと、計画書を作ってうまくやると、70%ぐらいは即時償却できるというものです。

即時償却も「?」になりやすいところですよね。
基本的に大きい投資のものって、支払った時に全部経費に落とせるわけではないのです。

飲食店を例で言うと、
造作工事は10年だったり、空調設備は13年だったり、この年で経費に落としてくださいと決まっていたりします。
減価償却というわれるものですね。

1,000万の造作工事をしたら、1年間で100万ずつ経費に落としていくもの。

これをすっ飛ばして、全部その時に経費で落とせるようになるのが「即時償却」。

これでどうなるかと言うと、最初に大きい金額のものを経費で落とせるので、赤字が作れる。
それを黒字が出ているところにぶつけるので、トータルトントンといった感じで税負担を下げることができる。

そのあとはコツコツ収益を生み出していって、回収をする。

と、このコインランドリーは節税目的でかなり増えたことも原因の1つかと思われます。

ただ、これは令和5年3月をもって、NGになってしまいました。
この節税をストップさせたのか、本来の目的にそぐわないだからなのかは分かりませんがとりあえず今はこのコインランドリー節税ができないことになります。

さて、これでも数が多くなるのであれば、需要と供給のお話しですが、そうでなければ「対税」に対する行動がかなり強いことになりますね。

もちろん他の理由が眠っているかもしれましん。

街の1つの変化をとってみても、実は表面上の理由ではなくって、裏っ側で複雑に絡み合って、結果として出てきていると言うお話でした〜。

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