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発注者になって見える視点

先日、水道の検診の人に、水道代が
先月の倍になっているとご指摘を受け
色々確認したところ、水漏れが発覚した

市の指定業者に調べてもらったら、
トイレのタンク内で水漏れが起きていたらしい

一旦応急処置としてバルブを付け替えたが
なんせ、住んで、もう20年のマンション
これまで、なんのメンテナンスもしていなくて
よくぞもったという、水回りのあれこれ

今回、他にもキッチンなどにも不具合があり
給湯器も、もう20年もので、いつ壊れても
おかしくない

なので、なかなか悩ましい判断だが
水周りのリフォームを検討している
(まだ住宅ローンもあるのだが、、(><))

そこで地元の工務店さんや
大手のリフォーム会社さんなど
あちこちに見積もりをお願いすることになった

そこでのやりとりで感じたことを
今回は少しお話ししたいと思う

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どんな仕事も顧客がいる

私の会社も、様々なお客様の人材育成について
お客様の課題に合った提案をしたり
教育支援をさせていただいている

なので、お客様がどのようなことに課題感を持ち、
それに対してどんなサポートが出来るかを意識しながら
お客様の言葉にしていない(見えてない問題)なども
きちんとコンサルティングできればと思いながら、
接しているつもりだ

もちろん私は人材育成のコンサルで
リフォームのコンサルティングとは全然内容が違うが
相手に寄り添って、相手が見えてない課題まで一緒に考えて
より納得のいく、満足のいく仕事をするというところは
似てる気がする

今回、質問したり、いろいろ説明いただいたりする中で
相手の対応によって、お願いしたいなと思うところと
ここは金額は安くてもあんまりお願いしたくないなと
思うところの差があった

つまり依頼する側になってみて、改めて
見える景色というものがあると感じたのだ

さらに、これは仕事のやり方だけではなく
あり方にも影響すると思う

仕事を仕事と割り切って

ここからここまでしかやりません
言われたこと以外はやりません
聞いてないことは知りません

一見、効率的かもしれないけど
それ以上広がらないし
そんな人にお金払ってお願いしたいかどうか

お客様に言われてないけど、(プロとして)
こういう問題点が考えられますとか
こういう方法もありますとか
お客様の視点に立って一緒に考えられるのが
本当のコンサルティングじゃないかな

たとえ、それが自分側の不利益につながっても
面倒なことになっても
いまは、お客様は希望していなくても
改めて指摘してもらうことで、選択肢に入ることもある

どうやったらお客さんに満足してもらえるか
選んでもらえるか、そんな視点が改めて整理できた

そして、断るときのセンスというか、気遣いというか
これまで断られる側を体験してきたこともあるため
今回の断る(選択する側として)体験も貴重だった

今回私がお断りした会社さんへは、
どのようにお伝えすれば、
相手の会社の今後につながるかや
何がフィットしなかったのかをきちんと伝えることで
相手も整理できるようと意識した

例えば、歩み寄ることができないくらいの
価格差だったなら諦めもつくが、
もし価格だけの問題じゃなく、
対応だったりサービスだったりの問題だったなら、
もっと次はこういう風にしたほうが受注率が上がるとか
そんなことにも、つながるんではないだろうかと思っている

実際、私たちもそうやってフィードバックをもらえると
次回に向けて改善ができるし、ありがたい

今回、発注者側になってみて見えてきたこと
自分の今後の仕事にもすごく役立つ

あらためて
一業者になるのではなく、パートナーになりたいと思う

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リフォームって安い買い物ではないし、
ましては、住宅という大事な空間を任せる
付き合いになる

本気で一緒に考えてくれる人にお願いしたい
同じ目的に向かって誠意をもって仕事をしてくれる
会社を選んで行きたいと思う



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